女性の方は閉経かなと思うと気持ちは複雑かと思います。
心中を察します。
さて、実は閉経をすると、実は骨密度の低下が始まります。
閉経をしたかな?
と思ったら、骨密度のことは気にされた方が無難です。
約十年ほど前より、骨密度の維持に有効な薬剤が数多く使われることができるようになりました。
薬剤により特性が違っています。
年齢や、その時の骨密度、骨強度に応じて使い分けます。
また、薬剤との相性もあります。
まずは、整形外科の先生に相談をしてみることをすすめます。
骨密度の計測をして、適切なアドバイスがいただけると思います。
なぜ、骨密度の治療を考慮するのか?
答えは、転んだときの骨折の予防のためと背中が丸くなるのを予防するためです。
骨折を起こすと治療に時間がかかります。また、状況によっては手術が必要になります。治るまでに、ある程度の時間を要します。その間に、全身の体力が低下して生活強度が低くなることもあります。その予防には骨折そのものを予防することが好ましいと考えます。
背中が丸くなると慢性の腰痛を起こしやすくなります。慢性の腰痛になると動きたくなくなります。そうすると体力の低下につながり、寝たきりになってしまう場合もあります。寝たきりの予防にもつながります。
もちろん、痛くても、しっかりと動いていれば体力の低下にはつながりませんから、痛くても動いていればよいということになっています。
しかし、大抵の方は痛い思いをしてまでは動きたくはないと思っています。
ということで、骨強度と骨密度を維持することが、骨折と寝たきりの予防につながります。
骨の薬、つまり骨粗鬆症の薬剤は現状維持が目標になります。
ですから、あまり年齢を重ねないうちからの対応が望ましいと考えられます。
多種多様な薬剤が保険適応になっています。
その方の状況に応じた適切な薬剤の選択は、ぜひ、お近くの整形外科の先生にお任せくださいね。
お気軽にお近くの整形外科の先生にご相談ください。