腰の痛みに対して運動は効果があるのか?
答えは、あることが多い…
ということです。
もちろん、安静が必要な腰痛もあります。
激しい痛みの場合。
神経の症状が強い場合。
内科的な疾患からくる腰痛。
そんな場合は安静が望ましいですね。
ただし、安静の期間は、急性期のみをおすすめします。
具体的には、3日から5日以上の安静は、好ましくありません。
あまり、安静が長くなると、全身の筋力低下につながります。
多くの腰痛は、筋力の低下や腰部の動きが悪くなったこと。
筋肉や関節の機能が低下して硬くなって、動きが悪くなることで、腰部に負担がかかり、さまざまな原因の腰痛が出現します。
腰の機能を改善するためには…
まずは、腹筋を強固にすること。
腹圧がかけられるようにすること。
いわゆる腹筋が効果的です。
ここで、注意が必要なのですが、腹筋のトレーニングの効果は、続けないと効果が出てきません。腹筋は筋肉の特性から、毎日でもトレーニングを行うのが好ましい部位です。ですから、地道に連日のトレーニングを続けること。このことが大切です。トレーニングを行うときには、股関節と膝関節を曲げた姿勢で行うことを忘れないでください。曲げないで行うと腰に負担がかかります。
次に腹筋の柔軟性とコントロールができるようになること。これには、ドローイングという方法が効果的です。お腹を引き込むようにして、腹筋を背中の方に引き寄れる運動です。ドローイングができるようになると、体幹部を効率的に使えるようになる、腰部の負担が少なく、動けることにつながります。
次に背中の柔軟性の獲得が大切です。
そのためには、背中のストレッチが効果的です。
マッケンジー法という方法が効果的です。
このマッケンジー法は、厳密にはストレッチとは言えませんが、腰椎の動きの機能改善に寄与する運動です。
もう一つ、効果的なのは、太ももの裏側のストレッチが有効です。
太ももが柔らかく動くことで、動きの中での腰部の負担が軽くなります。
また、膝と股関節が機能的に働けるようになり、腰の負担が少なくなります。
このストレッチとして有効とされているのが、ジャックナイフストレッチです。徳島大学の西良先生が提唱しているストレッチです、ちょっとおすすめのストレッチです。言葉だけでは、ちょっと説明しにくいので、できれば、専門の施設で教えていただくいことをすすめます。
以上、腰痛には、適切な運動が効果的ということをお伝えしました。
言葉で書くと、理解しにくいかと思われます。
ネットの情報は、あくまでも参考程度にしてください。
詳しくは、直接、専門医へ相談されることを、おすすめします。
遠慮なく整形外科の専門医へ相談してみてください。
もちろん、私のところにも相談にお越しください!
責任を持って対応をさせていただきます。