先日、ちょうど時間が合ったので、懸案だった、バケモノの子を観てきました。
映画館で観たいと思いながら、タイミングが合いませんでした。
結論は、予想以上、期待以上に、いい映画でした。
シンプルかなと思わせつつ、深いものも感じさせる映画です。
アニメーションならではの、世界観と表現で、深さを表現していました。
舞台になった渋谷という街のリアリティーさも、物語に深みを与えていますね。
私にとっては、青春の街、渋谷です。
ほぼ同世代の細田守さんとは、ほぼ同時期の社会経験ですから、感性に響きやすいということもありますね。
バケモノの親、バケモノと暮らすことで、どのように育っていくのか?
育つとは、どういうこと?
こうして大人になっていくんだ?
大人になるって、こういうことなんだ?
恋心って…?
修行するって、こういうこと?
勉強って、なんでするの?
学校って、大学って、なんで行くの?
戦うって、そういうことなんだ?
鍛えるって、そういうためなんだ?
心の深い闇…
どうやって埋める…
家族って…?
そんなことを、渋谷という街とバケモノの世界を対比させながら表現して、考えさる作品です。
NHKのプロフェッショナル仕事の流儀の細田守さんの放送を観てしまったということも、影響があった感想かもしれませんね。
見せてもらおうじゃねえか…
そんな感じでした…
細田守さんの作品は、これまで観たことがありませんでした。
ただし、今回のアニメーションの世界は、シンプルなようでいて、深い世界感を感じさせて、やるぜっという気持ちにもさせてくれました。
リアルとバーチャルな世界をアニメーションならではの手法を使って観るものを引き込む映像は、素敵だなと感じました。
他の細田守さんの作品も観てみたい、という気になりました。
バケモノの子。
親の世代の方にも、成長期、思春期の方にも、おすすめできる作品です。
この作品、映画館で観るように仕上がっています。
まだ、上映されている映画館もあります。
ぜひ、映画館でご覧ください。