あけびってご存知ですか?
小説などに出てくる食べ物です。
ああ、あの頃食べた、あけびが食べたい…
というような表現をされることがありますね。
あけびとは何だろう?
とお思いでしょうか?
いわゆる木の実のことです。
昔、裏山や道端に生えていた木になっていた実を食べたと言われる高齢者の方は多いようです。
昔を思い出し…
あの、あけびを食べたい…
そう、懐かしく思い出す方も多いようです。
決して、美味というわけでもなく、ボリュームがある訳でもありません。
大きな木の実なのですが、果肉はちょっとしか入っていません。
微妙な甘さを感じられる果肉。
いわゆる美味でもなく、刺激的でもなく、少量しか味わえない。
決して果物屋さんにならぶわけでもない…
だから、少年の日の思い出になるのでしょうね。
先日、その、あけびをいただく機会がありました。
いただいてみると…
あの日の、あけびという気持ちが理解できました。
思い出のあけびになるんだな…そう思いました。
便利で、美味しいものが、気軽に味わえる、いまの日本ですが、あのあけびがあったから、あのとき頑張れ
ていたという思い出も記憶にあるのでしょう。
あの、あのときの、あけび…
わかったように感じます。
あけびが、日本人の原動力でもあったわけです。
あけび、ご存知でしたか?
ささやかな甘さがパワーにつながるんですね!
ささやかさを楽しめる日本人って素敵です。
秋は日本を楽しめる季節です。
楽しみましょうね!