おはようございます。
今日も有難うございます。
7月21日の金曜日です。
題名は?
何の日?
と思われた方も多いかと思いますが…
Netflixさんから、6月から配信をされている国内のドラマの題名です。
観終わったので、ちょっとだけの感想をまとめておきます。
内容は?
2011年の話です。
2011年と言えば?
もう、12年が過ぎたのですが…
東日本大地震の年でした。
3.11とも呼ばれることもありますね。
色んな意味で記憶に刻み込まれている、あの日々です。
地震による倒壊だけではなく…
その後の津波、そして、それに伴う福島第一原子力発電所の事故。
そして危機がありました。
福島原発の危機を描いた作品が…
この…
「THE DAYS」です。
あの時、福島の原発で何があったのか?
克明に再現して、問題提起を促す作品です。
過去にも、福島原発のことを描いた映像作品はありましたが…
Netflixさんならではの、忖度がない表現と仕上がりになっています。
事実に基づく…
とイントロで協調をされています。
確かに事実に基づいていますが…
やはり、作り物の映像作品であり、ドラマであることは間違いがありません。
プロデューサーさんと監督さんの視点で作られたものです。
ですが、かなりの臨場感が感じられます。
役所広司さんの、迫真の演技。
実際のモデルであられた方は、もう存命ではありません。
だから、事実は闇の中です。
ですが、ドラマとしての映像作品としては、一級品です。
仮に事実に基づかないものであったとしたならば、エンターテイメント作品として、賞賛されたかもしれません。
リアリティに溢れた、役者さんたちの演技と監督さんの絶妙な演出と映像に引き込まれます。
自分個人としては、この作品はいい映像作品だと感じましたが…
あの地震とあの事故と経験に関しては、あの日の前にあったことや、その前の状況、そして、その後のことも含めて考えたいと思います。
あの地震直後の数日のことだけで、あの地震関連のことを判断して、考慮をすべきことではないと思いました。
そういう意味では、あの数日を再現することは問題提起ではないか?
考えて欲しいという、作り手側の意図が見え隠れします。
最終話の話のまとめ方からも、そんなことを思いました。
おそらく、製作者サイドは、最終話を見せたかったのだと思います。
最終話での問題提起を受け入れてもらうための、序章が、それまでのお話と映像と演出だったのではと感じました。
作品をどう捉えるかは、人それぞれですが…
原発は、今の日本では必要不可欠な存在ではあるものの、その在り方や今後に関しては議論が必要だと思います。
なんとなく、当たり前になっている、電力と共存をしている現在ですが、今後のことを考えさせられました。
映像の演出はショッキングな感じも、多々、ありましたが、気持ちを持っていかれないように観させていただきました。
人によっては、気持ちを持っていかれて、深い思考の世界に引きこもらせられるかもしれない作品になっています。
事実に基づくと強調はされていますが…
ドラマであることは間違いがありません。
問題に関して、個々で考えることも、これからの日本を考えるという意味で必要ですが…
役所さんや、竹野内さんや、小日向さん、光石さん、小林さん、音尾さん、石田さんや、その他の役者の演技も見ものです。
あれから、12年です。
「THE DAYS」に何を思うか?
人それぞれです。
どなた様も素敵な金曜日をお過ごしください。