大腿骨上部骨折?

おはようございます。

今日も有難うございます。

10月10日の木曜日です。

予想最高気温は、21度の横浜の朝です。

少し、朝は肌寒さも感じるようになりました、

横浜から日本の元気のお手伝いと応援をさせていただいています。

昨日、少しだけ、骨粗鬆症の関連に関して、書かせていただいたのですが…

上皇后美智子様が、骨折をされて、手術を受けられたというニュースを何気なく目にしたことが関係しています。

美智子様も、89歳になられています。

ご高齢になられています。

ニュースでは、大腿骨上部骨折と伝えられています。

少し、この骨折について書かせていただきます。

抽象的な表現の病名になっていますが…

大腿骨頚部骨折

もしくは…

大腿骨近位部骨折

が正しいのではと思われますが…

おそらくはメディアが、一般の方にわかりやすく伝えるために、上部という言葉を用いているのだと思われます。

骨接合術を受けたと伝えられているので…

おそらく、螺子と金具で折れた部分を固定されたと思われます。

折れた部位により、手術の術式を選択するのですが…

おそらく、転倒をされて、大腿部の外側を打撲されて受傷をされたのだと思われます。

大腿骨の頚部の内側か外側により選択をする術式が変わります。

内側の場合は、骨をつないでも、骨頭部が将来的に壊死を起こしてくる可能性があるので、人工骨頭置換術という術式が選択をされます。

内側の骨折は打撲という直接外力ではなく、捻る力によって生ずることがほとんどです。

いずれにせよ、骨粗鬆症がベースにある方が骨折されることが多い状態です。

骨粗鬆症の治療と運動を習慣化して筋力とバンランス感覚を保つことが骨折の予防になります。

また、手術が可能な場合は、術後は早期にリハビリを開始して継続をすることで、歩行の回復が期待をされます。

受傷、つまり怪我をされる前の体力が回復が可能かのポイントになります。

受傷前から、体力も筋力を弱くなられている方は、手術を受けても歩行能力の再獲得は期待ができません。

手術の目的は、歩行能力の再獲得と疼痛の軽減です。

手術が可能な状態なのでしたら、早期に手術を受けることで、寝たきりの状態になることも予防ができます。

ただし、術後、適切なリハビリを行い、続けることが必要です。

実は、この骨折を契機にして、リハビリを進めることができずに寝たきりになられてしまうことが、かなり多くなっています。

できれば、骨折はしないほうがいいのは間違いがありません。

女性は、閉経をすると、徐々に骨密度が低下してきます。

定期的に骨密度を計測して、必要に応じて、治療を検討して、運動を習慣化されれことで、将来の骨折や寝たきりの状態の予防が可能になります。

骨粗鬆症に関しては、整形外科専門医であれば、対応が可能です。

気になる方は、お近くの整形外科専門医にご相談されてもいいかもしれません。

さて…

上皇后美智子様ですが…

リハビリを受けられて、わたしたちの前に穏やかな笑顔を見せていただければと願っています。

本日もお読みいただき有難うございました。