俺たちの箱根駅伝?

おはようございます。

今日も有難うございます。

1月23日の木曜日です。

予想最高気温は、13度の横浜の朝です。

横浜の木曜日らしい朝です。

木曜日には木曜日の時間が流れているのですが…

診療以外にできることをするのが木曜日です。

今日の木曜日は、映画を観るわけでもなく…

ドクターXになるわけでもなく…

小説を読むわけでもないのですが…

池井戸潤さんの小説の世界が、最近の自分の時間では感動的です。

以前から、地上波のテレビドラマの原作が池井戸さんの作品であることを知っていましたが…

原作を読むことはありませんでした。

先日、本屋さんで、衝動買いをした…

「俺たちの箱根駅伝」上下巻

読んでみて感動をしました。

お正月のテレビの風物詩になっている箱根駅伝。

こちらでも話題に触れたことがありますが…

馴染みが深いのです。

母校やお手伝いをしたことのある大学、馴染みのあるところに所在をしている大学が登場をする箱根駅伝は、つい気になります。

また見慣れた風景が登場し、順位が頻繁に入れ替わる展開からも、ドラマを感じます。

ふと…

本屋さんに並べられていた本書…

ドラマ以上の世界が広がっていていました。

細かい内容は書かないのですが…

架空の出場大学と学連チーム、実際に存在をしついる大学、そして、テレビ放映の裏側と準備の世界をまじえて、熱い世界をみせてくれました。

駅伝自体のレース展開の描写も秀逸です。

自分自身もコースを走りながら、もしくはテレビ中継をみながらという錯覚の世界に引き込まれて、ゴールまで連れて行かれます。

池井戸さんの描写力も素晴らしいのでしょうけれども…

緻密な計算から作り上げられたドラマなのだと思います。

実際の箱根駅伝にも、ドラマがあるのですが…

この作品を読むことで、テレビ中継の準備や裏側を知ることになり…

次に観る箱根駅伝が楽しみになってきました。

現在は、車で往来をすることがメインの箱根路ですが…

人力で往復するという人間力も感じながら、このスポーツを観ることに引き込まれるのには理由があります。

その理由を、池井戸さんの作品は教えてくれて、感じさせてもくれます。

上巻は、駅伝の本戦になるまでのドラマ。

下巻は、駅伝の本戦のスタートからゴールに至るまでのドラマを、レースを描写しながら表現されています。

下巻のレースの展開の描写は、箱根路を知り、箱根駅伝の中継をみたことがある方は、引き込まれることは必死です。

また、レース展開にも、感動もののドラマが描かれていました。

熱くなれるし…

泣けてしまいます。

マラソンは人生にも例えられますが…

駅伝の方が人生に近いかもしれません。

多くの選手のバックボーンを伝えてくれたことで、どの選手に感情移入するのかは、人それぞれです。

いろんな人が、その人の感覚で感動を味わえる作品になっています。

久しぶりに、小説の世界で泣かせていただきました。

上下巻だから…

時間の確保も必然かと思いましたが…

引き込まれてしまうので…

あっという間に読めてしまいました。

そして、もう一度、読んでみたいと思える作品です。

他の池井戸さんの作品も読んでみたいなと思わせてくれました。

映像の作品もいいのですが…

文章の世界、小説の世界もいいものです。

久しぶりの読書感想文を書いてみました。

俺たちの箱根駅伝。

わたしの箱根駅伝は熱いですね。

どなた様も素敵な木曜日をお過ごしください。