先日、お話を聞いた、為末大さんの講演の最後の質疑応答をまとめてみました。スポーツをされる方には参考になることを話されていました。ご参考になればと思います。
講演自体に関しては、後日、アップします。
1)高校三年生のときに、短距離からハードルへの競技の転向をされました。葛藤があったかと思いますが、どうやって心の整理をつけたのでしょうか?
競技をする目的を抽象化して競技変更を納得させた。
2)目的を達成するためには?
自分のヒーローを見つけること。
ヒーローはいろんなところにいる。
ヒーローを目標にすること。
3)自分をコントロールするには?
ダイエットに失敗するアスリートは多い、それは、自分自身に過信があるから。
だから精神力に頼るのではなく、環境を大切にすること。
ダイエットであれば…
冷蔵庫の中にあるものを捨てる。
外的環境を変えること。
決意や意志ではないもので環境と結果を変える。
チェックポイントを設ける。
チェックポイントを設けると、ふとした一瞬で、視野が広がってくる。
動くことで不安をなくす。
パターンを決める。
4)怪我の経験から学んだことは?
中学生のときの怪我が、三十歳になって影響が出たことを自覚した。
怪我をした直後のパフォーマンスと十年後のパフォーマンスは違う。
怪我のときに無理をして競技人生を短くした。
何を大切にするかで対応は変わる。
休めるなら休むことも必要。
4)スポーツで結果を出すには?
スポーツの本質は対応。
この体をどう動かそうか?
どう対応しようか?
そして実際に対応をすること。
ハードル走であれば、ハードルの上にふすまがあって蹴破るようにすると、ハードルを飛び越えることができる。
うまく違った観点でイメージをすることで、ハードルを飛ぶという動作ができるようになる。
感覚は、人それぞれ。
感覚をつかんだときに、動作が変わる。
答えは外にある。
いまいる環境の中から外に出ることで、いまの環境を客観視できるようになる。
対応するスポーツに対しては日本は弱い状態。
これからの日本のスポーツの課題は対応力のアップをどうするかだと思う。
以上、質疑応答の要約です。
走る哲学者らしい質疑応答でした。
何かを感じられるかと思います。
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講演に関しての、私なりの総括は後日、また書かせていただきます。
ご参考になれば幸いです。