アップルの創業者のスティーブジョブズさんの映画を観てきました。
前情報を入れずに観てみました。
ジョブズの人生の中のほんの一部分のエピソード。
56年間の中のエピソードの中で、ジョブズの人格や生き方を表していると思われる一部分を浮き彫りにした二時間の作品です。
ジョブズの仕事のステージと象徴は製品発表のプレゼンテーションです。
最近の、iPhoneのプレゼンテーションが印象に強いジョブズさんですが、実はかなり以前からプレゼンテーションにはこだわりを持っていたようです。
プレゼンテーションに絡めたジョブズの人間性を表すエピソードを巧みに表現した作品です。
おそらく、アップル製品の是非はともかくとして、この作品のジョブズを観ると、その人間性には賛否両論が上がると思います。
だからこそのアップル製品であったり、またジョブズの職歴があったりする訳ですね。
生きていく上で何を大切にするべきなのか?
考えさせられる作品です。
一般的視点から立つとジョブズさんについていくのは大変かもしれません。
ただし、それでも支えてくれた人々がいた。
感謝の気持ちを示さなくても、それでもついて来る人と支えてくれた人がいたということはポイントかもしれません。
理想を高く持ち続け、理想に向かって進み続けることで、長い目でみて結果を出したのがジョブズさんであることを表現しています。
理想と自身の信じる信念のためには、犠牲も厭わずに前に進むこと。
そして結果に結びつけたということを映像で表現していました。
結果が出るまでは、ともすれば失敗と思われることも経験したことも表現していましたね。ただし致命的な失敗ではなかったことが幸いでした。
夢実現のためには変人で偏屈かもしれませんが、理解をして支えてくれた人もいたということ。
夢を語り、夢を表現することは重要です。
夢は語らなければ、誰も共感も共鳴もしません。
だから夢をぶち上げること。
そのことも表現していました。
また、ジョブズさんのパワーの源は、夢だけではなく、家族であったり、生い立ちに対する思いが、大きく影響があったことも表していましたね。
仕事も大切ですが、家庭や家族も大切です。
話は変わり、ジョブズさんが同僚の仕事に対しての謝辞を頑なに拒否をし続けたエピソードがありました。
何故か?
おそらく、ジョブズさん自身が、まだ夢の途中だと思っていたからなのだと思います。
夢を実現した。
結果を出したと、心から感じた時に感謝の言葉が出るのだと思います。
よく捉えれば、そうなのだろうなと感じました。
話を元に戻し、ジョブズさんの大きな転機であった三つのプレゼンテーションに絡めた家族と友人のエピソードで構成されたこのドラマ。
ジョブズさんの人間形成と考え方の源泉をうまく表現している作品と言えます。
いわゆる、ジョブズ信者、アップル信者にとっては、物足りない構成かもしれませんが、ジョブズさんの人間性を知るには、また結果を出すことと夢実現の方法論の学びには、いい作品かもしれません。
もちろん56年間は、たった2時間では表現しきれるものではありません。
映画はiMacのプレゼンテーションの直前で終わります。
おそらくは、ここからのジョブズさんの姿は、皆さんの目に触れること、馴染みの深いジョブズさんの姿なのでしょうけれども、ここで終わっているところが、この映画のよさにつながっています。
ジョブズさんには、こんな一面、あんな一面があったんだ?
そう思える作品に仕上がっています。
映画としては、まとまっていますし、構成としても間延びはしていなくて、いい作品でした。
その後のジョブズさんの人生も覗いてみたい。
知りたいなと思う終わり方でした。
さて、いま私もジョブズさんが手がけたツールのiPhoneで、こちらを書いています。
時代は流れ、世界は変化し続けています。
ジョブズさんに感謝です。
大人のための2時間です。
また、ヒントをいただける作品ですね。
いい映画でした。
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