先日、観てきました。
ちょいと考えることが多い作品でした。
内容と、結末は、わかっている作品。
扱っているテーマは、観ていながら、様々なことを考えさせられます。
報道のあり方、児童虐待、宗教、社会がテーマになります。
観る人によって、考えることが変わってくるのではないか?
感じ方が違ってくるのでは?
そんなことを感じさせられました。
もちろん、脚本、監督、出演者、演出も、観る人の感じ方に作用します。
奇異をてらった演出や手間はなく、ストレートなドラマ仕立ての演出です。
そのために、キャストに感情移入をしやすい作品に仕上がっています。
どのキャストに感情移入するかで、見え方も違ってくるでしょう。
特定のキャストを目立たせないように仕上げたのも、テーマを考えさせてくれる要因になっていそうです。
実は、このドラマですが…
実話を基にしているとは言いますが…
複雑にコミュニティーが絡み合って、成立しています。
その時、どのコミュニティーに所属しているのか?
何のコミュニティーを大切にしているのか?
実は、人間は暮らしていく上で、生きていく上で、何らかのコミュニティーに所属しています。
無意識のうちに、コミュニティーに所属しているんですね。
知らないうちに、無意識のうちに、所属しているコミュニティーに気がつくこともポイントです。
自分が所属しているコミュニティーが何なのか?
それを知ることと気がつくことが、人間としての生活に大きく関わってきますね。
そのことも、キャストたちの心境の変遷に関係していることに気がつかせられます。
大切にしたいものが、その場その時によって違ってきます。
様々な価値観が一つの方向にまとまっていく過程が観ていて気持ちよくも感じさせてくれますね。
いつの間にか、一つにまとまっていて、一つの目的に進み、成就するということ。
事を成し遂げるためには、目的を理解して、共有することが大切であることも、この映画は示していました。
また、ものの考え方や価値観は変化をするものであることを、この作品は示しています。
変わっていないようでいて、変わっているのだということをわからせてくれますね。
日本は多神教です。
この作品は一神教の文化を理解することも、作品を観ていく上で、必要な概念です。
また、情報は自分自身が、直接、観て、聞いて、感じたこと以外にはバイアスがかかっていることも、しっかりと理解ができますね。
そんなことも、この作品では示しています。
もちろん、この作品でさえ、事実を基にしているとは言いますが、作り物であることは間違いがありません。
ちょいと、大人の作品です。
コーヒーを片手にリラックスをしながらも、緊張をしながらも観たい作品です。
知識や情報があった方が作品に入っていけるかもしれませんね。
いろんなことを考えながら、観させていただきました。
有難うございます。
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