先日、ちはやふる下の句を観てきました。
上の句を観て、いい映画じゃないか?
と、久々にかなり感動した作品。
男子校出身の私には堪えるぐらいの感動作品でしたが…
下の句は、もっと感動させられました。
涙が止まりません。
涙腺が緩くなりまくりでした。
まず、広瀬すずさんの演技は凄い。
表情が豊かすぎます。
しかも自然すぎます。
実年齢と同じ役柄ということもありますが、恐ろしい女優さんです。
これで、人生の酸いも甘いもを知ったらどうなってしまうんだ?と思います。
いわゆる高校生の青春群像ドラマなのですが、なんだろうな…感情移入させられるんです。
男子校ゆえか、忘れ物を取りに帰れる感じなのでしょうか?
心に沁みます。
一人じゃないんだ!
一人で頑張るよりも?
このことが、突き刺さります。
いま、核家族化が進む日本ですが、そこに逆行することを肯定するかのようなドラマ。
昔の日本は?
そんなことも問いかけてきます。
競技かるたと百人一首の世界観と相まって、ドラマは進みます。
福井の田舎の風景と電車の風景もドラマにアクセントを加えてくれます。
また、今回は、サブヒロインを演じる松岡さんの存在も大きいですね。
こちらの女優さんも、演技派の恐ろしき21歳です。
調べてみると、結構、色んなドラマに出ておられます。
あの作品にも?
えっ、と思うぐらいですが、印象に残らない過去の役柄ですが自身の個性が消せてしまう演技は驚愕です。
この松岡さんの存在が広瀬さんを引き立てています。
その他のキャストの皆さんも、適役を感じさせる配役です。
人と人のつながりの素晴らしさと偉大さと可能性をこれでもかと感じさせるドラマ。
チームちはやふるの清々しさ。
それに引き換え、人間は自分のために自分自身で生きていると言い切る孤独なサブヒロインの松岡さんの存在。
その真ん中で揺れる、福井に転居した元祖チームちはやふるの新くん。
この三者の存在と変化がドラマを面白くしてくれています。
進むところと言いたいこと、伝えたいことは明確なのですが、三者の変化が涙を誘います。
まさに目的に向かう成長と変化のドラマなのですが、そこがいいんですね!
演出もいいのだと思います。
近江神宮、福井の里山、都内の高校、地元の神社の舞台設定もいいんです。
全てに意味を感じます。
人間は本来は孤独な存在なのですが、実は孤独なままでは生きられません。
いまの日本は、そこに逆行するかのように、個人主義に向かおうとさせています。
すぐそばにいる、チームや仲間の存在、遠くにいても仲間である存在。家族の大切さを感じさせる物語。
生きていくことにきれいごとは必要ないと大人は言うかもしれませんが、あの頃、どう思っていたか?
こどもの頃の、人生に一番可能性を感じて楽しかった時は、どう感じていたのか?
あの頃は誰にでもあったのではないか?
純真だった、純粋だった、あの時は誰にでもあるでしょう?
思い出してみては?
あの頃、一番、可能性があって、変化していたのでは?
そんなことを、訴えてくる物語でした。
忘れ物を取りに帰らさせてくれる作品。
俺の中学高校が共学だったら違ったかな?
そんなことも感じてしまった作品です。
私の感想はともかくとして、いい作品ですね。
映画館で観ることをおすすめします。
つべこべ言わず観てごらん!
そんな作品でした。
あなたも、チームちはやふるの一員です!
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