「総理」という本

先日、「総理」という本を読みました。

元TBSの政治記者の山口さんという方が書かれた本。

定年を残し、なぜこのタイミングでTBSを辞められて、この本を書かれたのか?

考えるところがあります。

この本の内容、おそらく、大まかには事実なのでしょう。

あっという間に、本の中に引き込まれました。

安倍政治を否定も肯定もする内容のものではありません。

山口さんの視線と体験を通した総理という仕事のや成り立ちの一面を表現したものです。

政治の世界では、駆け引きやら何やらが結構あります。

直接、伝え合える関係なのに、直接、伝え合わない。

電話やメールを絶妙なタイミングとバランスで使い分けて、意図を伝え合うわけです。

直接、伝えればいいのに…

と思うこともあるようですが、あえて、一枚、かませたり、距離を置きながら伝える。

日本の政治の世界の独自性ですね。

そこには、各自の目的やら、目標があるわけです。

イデオロギーというやつですね。
安倍、麻生、菅の三人に近かった山口さんならではの内容。

さて、山口さんは、これからどうするんだ?

何をしているんだ?

ふと、思った次第です。

リーダーは思いを貫くためにどうするのか?

この本では、ストレートには思いを通せないのが日本という国の政治なんだな?

と、日本の政治の世界の特異性を感じさせられます。

根回しらやら、何やらという感じですね。

また政治記者って、何者?

事実を粛々と伝えるわけではないんだ?

そんなメディアの一面も表しています。

今の日本、これからの日本を考える上で読んでおいてもいいかもしれない一冊です。

夏休みにはいいかもしれませんね?

日本のメディアと総理や政治家の一面の世界に入りたい方は、お読みください。

最初の引き込みはアクション小説かい?

という感じで引き込まれます。

編集者の方も凄腕なんだろうな?

と感じされる一冊です。

興味のある方は、お気軽にどうぞ!