テレビ番組は、あまり観ないのですが「ドクターX 外科医 大門未知子」は、録画をして拝見しています。
世間が医療をどう観ているのか?
何を望んでいるのか?
気になるからです。
このドラマですが…
やはり、ドラマです。
ありえない…
だから、面白いし、受けるのでしょうね?
ルブタンのハイヒール履きこなしながら、日常は、ジャージを着て、麻雀に勤しむギャプ。
しかも、それを米倉涼子さんが演じていること。
失敗をしない外科医。
目力が凄まじい、なんでも取り除いてしまう女性外科医。
時には、膝上25センチのスカートを履きこなす女医。
いませんよ?
そんな、医者は…
しっかりとした脚本のコメディーでありながら、社会ドラマの要素も織り込んでいて、米倉涼子さんのキャラがはまってしまっているのが、このドラマの成功要因ですね。
コメディーはありえないことを、ありそうに思わせてくれることが、笑いを誘うわけです。
そこには、綿密な計算がなされています。
ありそうなことと、ありえないことを羅列して、うまくストーリーとドラマに仕上げているわけです。
ここに米倉さんが、うまくはまり、西田さんを始め、芸達者な脇役が米倉さんを引き立てていますね。
そこに、迫真のオペの場面の緊迫感とリアル感が他の場面を引き立ててくれています。
受けることは間違いがありません。
オペの緊迫感と他の場面のギャプ感も面白味の演出につながっています。
ドラマとしては面白い。
数字が取れるのは間違いがありません。
ただし、本物の世の中のニーズは、きちんと治してくれる医者ということになりますね。
さあ、きちんと治るようにお手伝いをさせていたいただきます。