「海賊とよばれた男」を観て

岡田准一さん主演のこちらの映画を観てきました。

原作は百田さんの作品。

映画としてはいい作品。

映画ならではの世界観。

また、映画館で観るべき作品に仕上がっています。

山崎監督のVFXの技術が秀逸だからこそ成し得た作品と世界観。

いやぁ、いい映画ですよ。

思ったよりも、お客様の入りは良くないようですが、ぜひ、映画館で観ていただきたい作品です。

百田さんが、各メディアから叩かれている影響があるのでしょうが、そんなことには惑わされないで観ていただきたい。

そう思います。

岡田准一さんの演技も素晴らしいのですが、映画の作品として、大河ドラマとしても素晴らしさを感じます。

国岡鐵造という男の生き様と一生を通して、資本主義の本質と戦後の復興の物語を描いています。

そこに、国岡鐵三の人生の物語もスパイスとして織り交ぜられています。

個人的には、百田さんと山崎監督の名作である「永遠の0」よりも、映画としての仕上がりと内容は共感できるものがありました。

過去の物語というよりも、復興のドラマ、そして資本主義の本質を描いているわけですが、大きくなっていく様子やみらいへの可能性を描いているのは希望が持てます。また、原作を読んでいても、読んでいなくても、結末を安心して迎えられるところに、ドラマとして観ていて安心もしていられる内容です。

また、岡田さん演じる国岡さんと、綾瀬さん演じるユキとの人生模様がドラマを深めてくれていますね。

時代の流れをしっかりと感じるためには、ぜひ、映画館で観ていただきたい作品です。

最初の東京大空襲の映像は、かなり迫るものがありますよ。

いかに、焼夷弾が計算された残虐な兵器であったかが伝わるリアルな映像です。

確実に、ボディーブローのように、物理的にだけではなく、心理的にもダメージを与える、卑劣な兵器であったも理解ができます。

なぜ、東京が、日本が焼け野原のようになってしまったのかも理解ができるシーン。

あのシーンがあったからこそ、その後の復興ドラマの素晴らしさが、引き立つわけです。

また、中途で、戦前の大正の時代に立ち返り、国岡がいかに踏ん張った生き方をしていたのかを表現していたことも、後半の場面を引き立たせてくれていましたね。

日本ってすごいな…頑張ったんじゃない?

そう思えますね!

この、作品、もっと映画館で観る方が多いといいのでは?

若い世代が観れば、時代も変わるのでは?

そんなことも感じましたが、映画館では、年輩の方が目立ち、若い世代の方はあまり見かけられませんでしたね。

ぜひ、多くの方々に、広い世代に渡って映画館でご覧になっていただきたい作品です。

山崎監督と百田さんに感謝したい作品です。

有難うございます!

もっと評価されるべきだと思っていますが…

映画館で観ると評価したくなると思います!

ぜひ、映画館で観てくださいね!