先日、同期の友から連絡があった。
電話での連絡。
生まれ故郷の南国に帰り仕事をしている。
もう十年前後は、直接、会っていない。
専門は他の科をしている。
救命救急センターや麻酔科で一緒にラウンドをしていて、仲良くしていた。
大学に所属していた時は、専門的な相談や情報交換、意見交換を時々させてもらっていた。
最近でも、電話では、ちょくちょく話はしていた。
先日の話では、歳をとったんだ…
ということを、多く語っていた。
男の更年期だろうか?
自分も同じ歳と知りつつ、愕然とする。
俺もそうなのか?
同じ人間か…
友は、老眼鏡は必然で、子だくさん、階段を登れば息が切れ、階段を降れば膝が痛いと話す。
少し歩けば疲れてしまうと…
でも、どうやら病気ではなそうだ。
となると、老化現象か?
さらに聞くと、体重は、知っていた頃より、30kgは増量していると…
全く、運動はやっていないとのこと。
それでは、息も上がるのは間違いがない。
でも、子だくさんだから、男の更年期もあるまいがとは思ったのだが、確実にあるのが老化という現象。
どうしたら息が切れないようになるのか?
と相談を受けた。
おいおい、俺に聞くのか?
と思いながら、運動を習慣化にして、適度な栄養を摂り、夜は寝ろ!
とアドバイス…
やけに素直に、やってみるよ…
だって…
今度、直接、会うのはいつになるのだろうか?
と思った電話。
30kgの増量かぁ…重てえだろうな…?
ちなみに、私は、増量していそうだと思われがちなのですが、そんなに変わっていない。
ということが正解です。
さて、歳をとったな、と思ったりする前に、若い世代にトレーニングの啓蒙をするんだ、と思うこの頃だ。
若い世代だけではなく、乳幼児にもトレーニングは必要だと思うわけです。
乳幼児、学童期の運動経験が介護予防につながるとの話もあるわけです。
成長効率や学習効率や素直さ、という観点から考えると、乳幼児や学童期の運動や学習が効率が良いことは間違いがない。
脳も身体も、一番、効率よく発達するのが、その時期なのはわかっていること。
なるべく若い時は運動をやりたいもの。
筋肉はいじめにも、虐待にもめげないんだぜ!
これは私の言葉です。
筋肉は老化に逆らうことのできる唯一の器官とは、ある高名な筋力トレーニングの指導者の言葉。
これも間違いがありません。
整形外科の専門医の立場で、これからも筋力トレーニングの重要性と必要性、そして、実践の啓蒙を行いたいと思っています。
筋肉は、実は素直なんですね!
事実をありのままに受け入れて反応してくれる器官です。
筋肉の変化、楽しんでみませんか?
友人の話から逸れてしまいましたが、老化は感じる前から対処をすること。
これが大切ですね。