よく歯医者さんに行くと、骨粗鬆症の薬剤を服用していると、抜歯ができないと言われます。
顎の骨が壊死する可能性があるから、と言われます。
本当に顎の骨が壊死して溶けるのでしょうか?
答えは因果関係は証明されていない。
また、顎の骨が壊死することは、限りなく、確率は低いことがわかっています。
なぜ、骨粗鬆症の薬剤を歯科医の先生が、危険な薬剤だという受け止め方をしているのか?
理解しがたいものがあります。
それよりも、適切な骨粗鬆症の治療を行わないで、骨折を起こすリスクの方がはるかに高いのです。
かなり不思議です。
実は、これは情報操作、印象操作による影響が大きいと考えられます。
骨粗鬆症の薬剤が、全て、顎の骨の壊死に関連しているわけでもなく、因果関係も証明はされていません。
もし、リスクを気にするのであれば、リスクを説明した上での抜歯対応を行っていただければと思います。
どんな治療や医療にはリスクはつきものです。
確率をどう考えるか、どう捉えるかは、人それぞれです。
顎骨壊死の確率は、十万件のうちの数件に可能性があるという非常に確率の低い事象です。
痛み止めの薬剤を服用して、胃が障害を受ける確率よりもはるかに低いものです。
このリスクをどのように捉えるか?
ということになります。
骨粗鬆症の治療を行って、顎骨壊死になる可能性はかなり低い確率であること。
このことは、皆様、ご理解をいただければと思います。