観ちゃいました。
録画で…
テレビドラマではなく、長尺の映画で観たいようにも思います。
もったいないぐらいのストーリー構成と演出です。
もう少し細かい描写ができた方が伝わるんじゃないかな?
そう思えるドラマです。
旬な役者さんが、金城さんの本はすごいんだと叫んでいたのは、間違いなく本当なのでしょう。
先週も同じことを書きましたが、脚本が練れていて、秀逸なのだと思います。
ドラマは脚本で決まる。
そのことが、最近、理解ができるようになってきました。
同じ国家権力ものですが「小さな巨人」も脚本が練れています。
観るものを飽きさせなく、離さない構成。
それでいて、途中から入っても楽しめる構成になっています。
そこには、構想とプロットが明確であることが重要です。
少し前に、倉本聡さんのドキュメントが放映されていましたが、倉本さんのロット作りが凄いな?
と思いました。
まさにプロの仕事だな、と感じましたね。
そして、伝わる仕事をしています。
プロの仕事の一つの要素で、伝わり、人から理解をされるということが重要になります。
自画自賛では評価をされていないわけで、伝わらなければ、評価もされることはありません。
伝わり、評価をされること。
これがプロの仕事です。
さて、話が「CRISIS」から離れてしまいましたが…
このドラマも、対照的な大きな二つの存在が絡み合うことから生まれるストーリーとドラマが観るものを惹きつけます。
そこにアクションが絶妙に絡んでいます。
今回は対立している若者の描写が細かかったですね。
最後のシーンは圧巻でした。
人生経験が浅い方には突き刺さる絵になっていたと思います。
あっ…
と思いました。
最後のシーンに向けて、若者の細かい描写が生きてきます。
食べることに感謝をできて、優しさの感情を知る若者が、なぜラストシーンに向かうのか?
今後に、その真実が解き明かされる伏線の張り方が、ザッ テレビドラマです。
捉え方は人それぞれになりますが、若い世代にはラストシーンは人生を考えさせられると思います。
また、今回の見どころのアクションは…
シンプルに走るところです。
殺陣や格闘のシーンもありましたが、単純に全力で走る姿。
脚で全力疾走をして、追いかけっこをしている姿が刺激的でした。
本気で全力疾走をしている姿と表情が、観るもの引きつけます。
ここまで、本気で走っている映像をあまり観たことがないですね。
旬な役者さんと西島さんならではの演出。
そして、十代の若者と旬な役者さんと西島さんの全力疾走の対比がいいシーンに仕上がっています。
若者の活きのよさと、鍛えた大人との対比の全力疾走が絵になっていました。
道具に頼らず、全力疾走が、これほど絵になるとは思いませんでした。
旬な役者さんと西島さんのランニングフォームも見ものです。
舞台設定が国家権力ものというところが、個人的にどうなんだい?
と思うところですが、一線級のエンターテイメントのテレビドラマです。
次回も楽しみにしています。
できれば、長尺で、もっと、しっかりとした演出がなされたもので、観てみたいと思えるドラマです。
さあ、次は「小さな巨人」です!