実は今クールは「コウノドリ」も医療ドラマなので観ています。
ドクターXは最終回を迎え、陸王も次回が最終回。
ちょっとアフターが充実していた秋になりました。
そして、すっかり冬になろうとしています。
そういえば、2年ぐらい前に放送していた「医師たちの恋愛事情」が懐かしい。
唐突に、何を書いているんだ?
と思われますが、ありえない恋愛事情が、まあ、テレビドラマだなと思い出します。
「コウノドリ」は産科の職場の話。
主人公の先生は産科医です。
今回のテーマは出生前診断。
生まれる前の胎児に遺伝子の異常が見つかったときに、さてどうする?
というのが、今回のお話でした。
今回は、実際に、ダウン症のお子様を持たれている、奥山佳恵さんが、ご自身のお子様と一緒にドラマの登場人物として登場していました。
ということで、少し、リアルに感じさせられるものがありました。
とは言ってもドラマです。
結構、脚色し、演出しているなと思われました。
奥山佳恵さん、あんな感じの肝っ玉お母さんになっていた?
と、あとで、そうだったんだ?
と、気づきましたね。
線の細い演技派の女優さんであった記憶がありますが、その面影は、ほとんどありません。
女性は、本物の母になると変わるんだ?
と実感させられましたが、それでも演技は冴えていたように思います。
ドラマの中の登場人物に成り切られていたように感じられました。
お子様とのナチュラルなやり取りが、ドラマにリアル感を出していました。
出生前診断を、倫理的にいかがなものか?
と問う風潮はいかがなものか?
まあ、診断をしなければ、それは、それで、何も問題が生まれません。
さて、出生前診断で、なんらかの遺伝子異常が認められたときに、どうするのか?
それを問うていました。
というか、診断を受ける前に、こうだっらこうすると答えを決めて受けるべきと私個人は思いながらドラマを見ていましたが…
「コウノドリ」では、登場人物に悩ませていましたね?
悩む姿を演出していました。
遺伝子異常の子供を育てる現実?
ここを知らなければ、異常があっても可愛いから?
で済む問題ではないのが現実です。
子どもと言いつつ、大人にまでなるわけで、状況によっては、大人になってからも自立ができない現実があるわけです。
そこを知らないと、この話は、誤解を生じるかもしれません。
子どもは、大人になる。
そこは、避けて通れない現実だと思われます。
テレビドラマだから、問題提起ぐらいの演出で済ませられます。
ただし、このドラマは、その深刻さを、登場人物の優しいキャラクターが、寄り添う気持ちから浅くしてくれています。
登場人物の先生や医療従事者に愛がある設定だからですね…
だから、このドラマは、深刻な場面でも安心して観ていられます。
医療時従事者ではないと、深刻になってしまうかもしれませんが…
医療従事者であれば、安心して観ていられるのが、このドラマです。
出生前診断は必要か?
必要じゃないないのか?
出生前診断をする?しない?
結果をどう判断するのか?
そして、結果としてどうするのか?
ということが、問題提起になりますね。
この問題、各個人、各夫婦、各家庭での考え方で結論は違ってくるかと思います。
ちょっとした問題提起のお話でした。
さて「コウノドリ」の冒険も、次が最終回のようです。
次期クールにつながるのか?
とも思いますが、今回の冒険は、どこに向かう予定なのでしょうかね?
気になるところです。
このお話はドラマです。
根底に優しさが流れているお話。
だから、素敵で安心して観ていられるドラマに仕上がっていますね?
素敵な医療ドラマの「コウノドリ」の冒険は、次回を楽しみにしましょう。