最近、読んだ本です。
ボディビルの全日本のチャンピオンの合戸さんが書かれた本。
合戸さんの、トレーニングの履歴書のような感じの本です。
どうして、トレーニングを始めて、どのように体を成長させていったのか?
その軌跡を、ご自身の言葉で、赤裸々に語っています。
きっかけは、些細なきっかけでしたが、その後の結果は日本チャンピオン。
その軌跡には、トレーニングの極意が多くあります。
同じことを誰しもかできるのか?
環境という要因もあるでしょう。
現代の生きるボディビルコンテストで優勝を狙うトレーニングを行う修行僧という感じです。
食事、つまり、栄養を摂取すること。
トレーニングを高負荷で、自力でできなくなるまで、限界になるまでやりこむこと。
しっかりと、睡眠をとること。
以上の三つの優先順位を生活の中で徹底的に守ることで、日本チャンピオンになる体を作り上げられたことがわかります。
誰しもが同じことをできるのか?
というと、おそらく、マインドセットがしっかりとなされないとできないと思われます。
トレーニングをやりたい、何にも増して、優先してトレーニングを行って結果を出したいという思い。
生活の全てをトレーニングの結果を出すために捧げたい。
そんな思いが、日本チャンピオンとして結果になっています。
一般の方が、そこまでできるのか?
もしかしたら、できるかもしれません。
トレーニングという煩悩だけを残して、他の煩悩を捨てることができさえすれば…
ですが、現代文明は、煩悩まみれの世の中になっています。
トレーニングよりも大切なものがあるのが一般的です。
どれだけ、トレーニングの優先順位を上げられるのか?
煩悩を捨て去ることができるのか?
これが、秘訣だと理解されました。
あとは、継続に極意ありだと理解されます。
続けること、続けられることに意味があります。
結果を出すまで、続けること、続けていくことです。
その結果としてチャンピオンになったことが理解されます。
さて、誰しもが、チャンピオンになれるわけではありません。
ですが、この話にはヒントが多くあります。
トレーニングは裏切らないということです。
やれば、大なり小なりの結果を出せます。
トレーニングと書きましたが、リハビリテーションも同じです。
病院で「リハビリ」を行うと言いますが、本当はトレーニングなのです。
「リハビリ」と言うから、ややこしくなります。
誰しもが、しっかりとした思いを持って、しっかりと実践すれば、必ず結果を出せます。
細かい技術ややり方にポイントもありますが…
一番、大切なことは、本人が変わろうとする思い。
復活をしようという思いが大切です。
日本チャンピオンにならなくても、誰しもが自分のチャンピオンになれます。
目指してみませんか?
自分のチャンピオンを?
チャンピオンになりたい方は…
ベースボールマガジン社
「執念 覚悟に潜む狂気」合戸 孝ニ
参考にしてみてください。
覚悟に潜む狂気と副題がついていますが…
狂気だとは思われません。
おそらく、自分がやりたいこと、行いたいことに正直になられて、優先順位を高めている結果だと思います。
決して、狂っているわけではないと思います。
愚直に、体つくりとトレーニングの優先順位を上げて、生活の全てを捧げて、続けた結果ということが理解されます。
誰しもが、日本チャンピオンになれると思わせてくれる内容です。
ボディビルという競技に関しては、賛否両論がありますね?
またスポーツという観点でも多くの意見や議論があります。
この本の中でも、少し、その部分に触れられています。
競技の特性や是非に関しては脇に置いて、読んでいただければ、何かを得られる内容の本です。
巻末の柔道日本のトレーニングコーチである、日体大の岡田隆先生の体験談も参考になりますね。
また、合戸さん、岡田さん、柔道日本の監督の井上康生さんのお話も、道ゆく者たちの話で、刺激になる要素があります。
人は変われる?
を教えてくれて…
人は結果を出せるか?
を教えてくれる内容です。
おすすめの一冊です。
トレーニングの技術論を書いた名著は多くありますが、奥深さと現実ということでは、こちらの本がおすすめです。
体を変えたい方、健康に関して気がかりな方はのヒントがありますね。
現代医学に対する問題提起もあります。
賛否両論はあるかもしれませんが…
参考にしていただければ幸いです。