いやあ、いい映画でした。
映画らしい映画。
そして、映画館でこそ、観ていただきたい作品です。現代映像技術の粋をつくした作品です。そして、設定もテーマも絶妙です。
エイターテーメントでありながら、リアル感も感じさせて今後の社会に対しての問題提起もしています。
まさに映画として、素晴らしい作品です。
数十年前ではあり得ない映像と物語です。
日本のファンも意識した演出は心にくいものがあります。もっとも、ソニーが制作会社になっていますから、当然と言えば、当然です。
ストーリーで感じたことは、素直なコンピューターを信じるべきなのか、ひねくれていて、鬱積している人間様の方を尊重すべきなのか、と考えさせられますね。
さて、この作品ですが、主役のチャッピーはモーションキャプチャーという手法を用いられて映像化されています。実際には俳優さんが動きもセリフを話して演じています。それに、映像と音響処理をしてチャッピーに仕上げています。だから、主役のチャッピーに情が感じられるのだと思います。とは、言いつつもロボットの姿で設定です。ロボットなのに人間くささを醸し出せているのは、この手法と俳優さんの技量によるところが大きそうです。
主役は知能と情を持つロボットということが、大きなポイントですね。
この設定と物語を作り上げた監督の世界観は広いなと感じましたね。
さて、細かいストーリーは書きませんが、ぜひ映画館で臨場感を持ちながら、チャッピーの世界に入り込んで欲しいと思います。
そこから、何を感じ、何を思うかは人それぞれですね。
ぜひ、映画館でご覧いただきたい作品です。
全てが練れていて、飽きを越させない話の映画に仕上がりました。
ぜひ、映画館でご覧ください。