この夏、フジテレビの人気ドラマの「コードブルー」の劇場版が上映されます。
予告を観ていて、あれ、海猿と同じでは?
と思ったのは私だけではなさそうです。
実はプロモーションのために、過去の「コードブルー」シリーズが夕方に再放送されているようです。
自動録画をされているので、オンタイムでは観たことのないシーズン2を観てみました。
このドラマ?
よくよく、観ていると…
そう、あの名作の真似なんですね?
あの名作とは?
約20年前に、一斉を風靡したアメリカのテレビドラマの「ER」です。
約20年ぐらい前に、広島の病院に赴任していた時によく観たドラマです。
そちらの病院も地域のERのような役割を担っていましたが、静かな夜もあり…
静かな夜の当直の時間に、ビデオで、よく観たものです。
当時の院長先生も、ご覧になられていたようです。
後期研修医であった自分と登場人物をだぶらせて観たものでした。
また、学生の時に、専門にする科の選択肢の一つに「ER」がありました。
当時のお世話になった先輩の先生は、ドクターヘリの草分けの先生で、私が実習で関わっていた時はドクターヘリは導入の検討期でした。
今では、母校はドクターヘリを導入して、お世話になった先生は専門家として教授になられています。
「ER」にも憧れや思いもありましたが、自分が自分らしく、仕事として関われるのは、整形外科の外来診療医との思いから現在に至っています。
話を「ER」に戻しますが…
だから「ER」は思い入れが強い作品でした。
「ER」はジョージクルニーさんの出世作です。
オンタイムで「コードブルー」シーズン1と、シーズン2を観ていなかったので、今ごろ気がついたのですが…
あの展開は、まさに「ER」そのものです。
複数の主人公の、複数の物語が同時進行していきます。
だから、飽きることがない、素早い展開です。
なるほど、あの名作の真似だったんだ?
同じ手法で設定なんだ?
と思いました。
もっとも、本家の「ER」は物語の奥は深く、描写も細かいところがあります。
また、リアル感も半端がありません。
心の描写も細かいものがありました。
また、実はあのドラマは各登場人物を通して行間も感じさせてくれる演出がなされていました。
日本のテレビドラマにはない演出。
「コードブルー」は、そこをパクった訳ですね。
そのようにして観ると、このドラマの見え方も違ってきました。
人気があったドラマのようですが…
何となく安っぽく感じて、リアルタイムで観るのを止めた理由は、今さらながら、そうだったんだ?
と自分で気がつきました。
「ER」の重厚さと無意識のうちに比較してしまっていたのだろうな?
と…
シーズン3は、自分自身も経験を重ねて、ちょっと離れたところから観れたようにも思えます。
だから、リアルタイム、オンタイムで観れたのでしょうね。
このドラマの見どころは?
各登場人物の成長もありますが…
エンディングのドクターヘリとキャストたちの情景が、何なんだろうな?
と思えるところも見どころです。
走ったり、佇んだり、挨拶をしたり…
あそこに表現したいものの全てを凝縮しているようにも思えます。
ミスターチュルドレンさんのHANABIに乗せて、ドクターヘリと競争をするように走っているキャストの姿に凝縮されていますね?
さて、劇場版コードブルーは、どうなんでしょうね?
海難事故、フェリー、成田空港、生命、救命医療がテーマになるのでしょうね?
もちろん、ドクターヘリも?
馴染みの深い海ほたるが、どんな舞台になっているのか?
そこも気になりますが…
映画館で、この作品を観れるのか?
今のところは未定です。
フジテレビさんの救命につながるのか?
そこも大事なところなのかもしれません。