筋力のトレーニングでは、筋肉を実際に自力で動かせなくなるまでやること。
これが、とても重要なポイントです。
筋肉に負荷をかけて、できなくなるまで、やれなくなるまで、やりきることが大切です。
ダンベルを持ったり、バーベルを用いたり、重りを引っ張ったり、持ち上げたりして行うのがウエイトトレーニングやレジスタンストレーニングです。
ちょっと、面白い研究の結果があります。
2014年に、アメリカのオハイオ大学のブライアン・クラーク氏が発表した研究では…
実際に動かさなくても、頭の中で、一生懸命に動かしたようにイメージをするだけでも、トレーニングをしていることを想像するだけでも、トレーニング効果が少しは期待ができることが検証されています。
4週間、関節を固定して、トレーニングを行うことを想像した群と想像をしない群に分けて、筋力の低下の割合を検証したとのことです。
想像上のトレーニングを行った群は、平均で25%の筋力低下。
なんの想像もすることなく固定を行った群では、平均で45%の筋力低下が認められたとのことです。
つまり、頭の中で、トレーニングをやっているつもりでも、多少はトレーニング効果が期待をできるようです。
何もしないよりは、心の中でトレーニングをやってみるのが良さそうです。
ただし、トレーニングを行ったことのない人は、心の中でもトレーニングを行えるのかは疑問です。
人間やったことのないことは簡単にはできません。
一度だけでも、実際にやったことがあることは、やったことのないことを比較すると簡単にできるものですし、想像もできますね。
やったことのないことを、想像だけでも行うことは困難です。
まずは、実際にトレーニングをやってみることが大切です。
もし、トレーニングを行える環境がない場合や、時間がない場合、ギプスで固定が必要な場合などには、想像だけでもトレーニングを行うことで、筋力低下の予防につながるようです。
やったことのないことを想像することはできません。
その前に、トレーニング自体を経験しておくこと。
これが、大事なポイントと思われます。
実は想像をするだけでもトレーニング効果があるということは、人間の素晴らしい可能性を示しています。
さあ、つべこべ言わずに、やってみたくなってきましたね?
トレーニングを?
さあ、やってみましょう!
トレーニングを!