おはようございます。
今日も有難うございます。
8月17日の金曜日の朝。
夏を感じる朝ですが、8月も後半になっています。
今できること。これからできること。
今やりたいこと、これからやりたいことを明確にすること。
それが大切です。
今までのことより、これからのことを大切したい。
わかっていても、中々、向け出せないのが、過去とのしがらみですが…
それでも、これから、今からのことに視線を向けながら、今できることを大切にしたいですね。
夏休みのひとときには、そんなことを考えるひとときです。
過去には感謝、みらいには希望です。
実は、先日、ちょっとある事象が気になりました。
私は映画が好きなのですが…
日本の終戦時の日をテーマにした映画があります。
「日本のいちばんながい日」という映画。
2017年の作品です。
役所広司さんが阿南陸軍大臣を演じ、鈴木貫太郎総理を山崎努さんが演じ、昭和天皇を本木雅弘さんが演じました。
玉音放送を阻止しようとする宮城事件の首謀者として畑中陸軍少佐を松坂桃李さんが演じています。
この作品を映画館で感慨深く鑑賞したものですが…
この作品では、畑中少佐が狂信的な国家主義者で、国民皆玉砕主義のような描かれ方をしていました。
本人は自決してしまっているので、その本心はわかりませんが、映画ではそう描かれていました。
先日、畑中少佐の娘さん提供する父親の畑中少佐の生前のエピソードを示す直筆の手紙や写真に接する機会がありました。
畑中さんの娘さんも、70過ぎ。
実は。今までは畑中少佐の娘であることは秘匿して生きてこられたようです。
狂信的な国家主義者であるように父親が扱われていることに疑問を感じていたようですが…
人生を締めくくる世代に差し掛かってきて、父親の真の姿を知って欲しいとの思いから、自身が畑中少佐の娘であることと資料の公開に踏み切られたようです。
その手紙の中には、父親として家族を持つものの優しさに溢れる文学の素養を持たれた若い世代の人物像がにじみ出ていました。
国粋主義者という感じではありません。
風貌も牧歌的な感じがするのどかな感じの優しい表情の風貌の方でした。
映画では、そうは受け取れないような描かれ方。
私自身はそう感じました。
原田監督がどういう意図で、この作品を作ったのかはわかりませんが…
受け取る方、観る人によっては違って受け止めるのかもしれません。
狂信的な、国家主義、国粋主義のような畑中少佐の描かれ方。
畑中少佐自身は自決をされてしまっているので、その真意はわかりませんが…
狂信的な国家主義、国粋主義という主義主張から宮城事件を起こされたのではなさそうな感じも、生の父親としての姿を垣間見るのに従い、感じることがありました。
おそらく、敗戦と戦後には希望がなかったのでしょう。
みらいと将来への不安と絶望しかなかったのでしょう。
そうでなければ、一歳の娘を残して、事件を引き起こして自決までされないのでは?
と思った資料に触れる機会でした。
何を言わんや、ということですが…
やはり、メディアや映画や情報で、事実はいかようにでも変わって伝わっていくということが実感されました。
メディアの情報を受け止めるは自由ですが、それが、全て、事実とは限りません。
やはり、大切なことはライブ感です。
ネットの情報もそうですね。
事実とは異なるものです。
何が事実なのか?
大切なことは、自分自身の目で、直接、観ること。
これが大切です。
そんなことを思ったひとときでした。
そう、健康情報やネットの情報も同じです。
映画は事実ではなくエンターテーメントです。
そこを理解しながら、感情を楽しみつつ、現実は感情というものを脇に置いて感じたいものですね?
さあ、明日に向かってできること、やりたいことは何?
そんなことを思いながら、夏のひとときを過ごす金曜日です。
今の日本には希望があります。
それは間違いがありません。
過去には感謝、みらいには希望を!
大切にしたいですね!