いま、私立医大の入学の選抜方法が話題に上がっている。
女子の人数や年齢に関しての問題のよう。
表に出てこなかった、選考基準が、入試制度という隠れ蓑から明らかになってきたようだ。
自分自身、私立の医学部出身で、卒業してから時間は過ぎている。
自分が受験をして、在学をしていた時から、その選考基準に関しては、ささやかれていたこともあった。
実は女子や多浪生、年長者が多いのが特徴であったのが、自分の母校。
ちょうど、学士入学を積極的に受け入れることを全面的にアピールも行い始めた頃。
選考基準を受験科目も含めて、当時、変えていたと記憶している。
色んなことを変えていた時期であったと感じた。
ただ、他の私大を見回すと、現役生が多いところもあった。
また、地方の出身が少ないのでは?
と思う大学もあったもの。
いま、考えると意図的であったのかもしれない。
ただし、今だから思うこともある。
医学部の入学の選考法と選考基準が、学力だけでよいのか?
それは思うところ。
この学部の特殊性は、入学がそのまま職業に直結していること。
研修時期は、体力や根性を試されるところもあり、年長者や女性には厳しい一面もある。
そんなことを考えると、職業として、続けられる可能性が高い方を優先して選考するということも、考慮されてもよいと思われる。
いま、話題になっていることは、選考方法と選考基準を議論することで、解決できそうに思われる。
平等性が担保されないということに配慮をして、今までは、選考基準を表に出さなかったのが現実だと思われます。
職業には、適性や適任者が必要です。
必要最低限の学力や学習能力は問われることは、もちろんですが、医学部の場合はその他の要素も問われるべきであり、その部分が私立大学の医学部ではブラックボックスにされてきたように思います。
もちろん、選考方法、選考基準、適性に関しては私立大学だけではなく、国公立大も含めて議論の余地がありそう。
特定の大学だけを非難して、この問題は解決をするものではないと思われます。
文科省だけではなく、厚労省も含めての議論が必要に思うのは私だけはないと思います。
報道を見ていると、様々ところの、様々な思惑があるのを感じます。
この数年で、少し動きがありそうですね。
どこの業界でも、人材に関しては思うところ、考えるところがありますね。
さらなる、日本の医療の発達と発展を願っています。