約三十年前に聴いたことがある「バラードを聴かせて」という曲。
耳に残っていた。
決して売れた曲ではないが…
耳に残っていた曲。
名曲の風情があった。
歌い上げるようなバラード。
三十年、心に引っかかっていて、ふと先日、検索をかけてみた。
どうも「DARILN’」というデュオが歌っていたらしい。
オリジナルアルバムを一枚出していたようだ。
ダウンロードで聴けるという。
すかさず「バーラードを聴かせて」をダウンロード。
やはり、あの感じはそのまま。
そして、かっこいいなと思う。
熱い!
このスタイルのボーカルが車の中で聴くにはいい。
声量で聴かせるスタイルのバラード。
歌もいいのだが、イントロもバブリーだ。
バイオリンで入るイントロ。
おっ、と思わせる。
どうして、売れなかったのか?
バブルという時代に埋もれたのか?
そんなことも感じる。
何度も「バラードを聴かせて」を聴いてしまったのだか…
この曲が入ったオリジナルアルバムそのものをダウンロードしてみた。
そして、アルバムを最初から通して聴く。
実にこれがいい。
アルバムが一つの作品になっている。
「バラードを聴かせて」が一つのピースになっている。
最初の曲から、何だこれ?
かっこいい…
と思わせられる。
スタイリッシュなスタート。
バブリーでダンサンプルなスタート。
ワクワクさせられるスタート。
そして、曲にストーリーもある。
なぜ、このアルバムが売れなかったのだろうか?
そう思う。
もっとも、いま、ダウンロードができるということは、それなりに評価をされて、欲している人もいるということだと思う。
おそらく、玄人受けをしているのだろう。
そうでなければ、古典としては評価をされないだろう。
需要があるからダウンロードができるわけだ。
まあ、論より証拠。
40代から50代の男子の心の琴線には触れるのでないだろうか?
さて、今は「DARILN’」はどうされているのだろうか?
そこを気にしても仕方がないか?
久々に、音楽で心が震えるひととき。
人生の楽しみに音楽は欠かせない。
そう思う。
今日も「バラードを聴かせて」いただこう!
レコジャケは、あまり、かっこよくないんだよね…
だから、売れなかったのかな…
そこはマーケティングの妙味かもしれない。
やはり大切なのは中身。
そして、音楽だね。