倫太郎先生の最後のお話…

昨晩は、とうとう倫太郎先生と最後のお話でした。

倫太郎先生のお話と成り行きは、私の期待と予想を裏切りませんでした。

予告された話は見事に裏切っていましたね。

現実的な話とは、ちょいと乖離がありましたね。

そして、解離性同一障害とギャンブル依存症の扱いと、現実とは乖離もありそうです。

やはりクライアントとの恋愛は、一時的な感情と考えておいた方がよさそうですね。

恋愛というか恋という感情です。

倫太郎先生のお話は、恋愛の中で恋に対しての話がメインになっています。

愛という感情に関しては、話しをしていないんですね。

恋愛を一つにまとめてしまっていることには違和感を感じますね。

まあ、まともになった相手に振られた倫太郎先生。

いつも、そばにいて見守って、寄り添ってくれていた外科の先生と将来を供にしそうな演出は共感ができました。

なかったことにはできそうにない、忘れられないキスの味を知っている女医さんの、恋愛に関しては消極的な先生の気持ちは救われそうなエンディングは良かったね、と言いたくなりました。

精神分析に関しては、共感がベースにあるものです。

ただし、共感だけで全てが解決するのか?

この点に関しては、ちょっと危険性も孕んでしまうようにも思います。

共感だけでは解決がつかないケースも、結構ありますね。

そういう意味では、倫太郎先生のお話を、全て、鵜呑みにするのは宜しくありません。

もっとも、全て、共感して、分析して、対応ができることで、全てコントロールがつくのであれば、倫太郎先生の恋も成就したはずです。

人間の感情は、そんなに思い通りにはならないんですね。

そのことは、倫太郎先生自身の恋の成り行きが表しています。

人格形成において、過去が重要な役割をしていますが、そこに手を突っ込むのは、ちょいと危険です。

やはり、現在からみらいにかけての考え方を中心に考えていきたいですね。

過去は変えられませんが、過去は変わってゆくものです。

みらいに視線を向けて過去を変えてゆくこと。

これが正解なのでは?

これは、私の私見です。

倫太郎先生とは、ちょいと異なる見解かもしれません。

まあ、倫太郎先生と蒼井優さんには楽しませていただきました。

高畑さんの演技も圧巻でしたね。

小日向さんも、最後に圧倒的な演技を見せてくれました。

ベテランの俳優さんの、素晴らしい技術を見せていただきました。

最後に、蒼井優さんの切れ芸を見たかった気もしますが…

倫太郎先生が話ずらくなりそうですから、いいまとめ方で良かったかと思います。

ポイントは予告で、違った感じを予想させたことが、いいまとめにつながりましたね。

さあ、今日も、やはりなかったことにはできない、あの女医さんの登場です。

 楽しませていただきます。