医師を主人公にしたドラマでは?

医師を主人公にしたドラマが、今期は、2本放送されていました。

私も、この場で、私見の感想を述べてきました。

医師を主人公にすると、必ずドラマとして、反目する存在が描かれます。

以前は、医師同士で反目しあう存在を作り、演出してきました。

最近では、違った立場の方を登場させますね。

医師たちの・・・

では、生瀬さん演じる渡辺経営本部長という存在。

倫太郎先生では・・・

小日向さん演じる円能寺理事長ですね。

どちらも共通点は、ご両親が医師であること。

そして、ご自身が医師ではないということ。

そして、医師になれなかったコンプレックスを抱えていること。

どちらにも共通する設定ですね。

しかも、どちらの役も演技達者の役者さんが演じているということがポイントです。

生い立ちに関しては、終盤に明らかにされますが、そのコンプレックスを心にありながらも、表には出さないでその人格を演じるためには、優れた演技力が必要とされますね。

コンプレックスを内に秘める演出をされたのがポイントでしたね。生瀬さんと小日向さんでなければ演じられなかったかもしれませんね。

さて、私は、資格をいただいていますが・・・

最近は、医学部の入試が狭き門という感じになっているようですね。

私としては、医師になって何をするのか?

どんなことをしたいのか?

どんな医療をしたいのか?

が、ポイントになるかと思います。

これから医師を目指す方には提言します。

医師になれなかった方のコンプレックスを土台においた表現はドラマとしての演出としては容易なのでしょうけれど、あまり、現実的ではないようにも思えます。

それよりも、コンプレックスが深くなっているなと感じるのは、医師になることだけがゴールになってしまっている先生ですね。

これは、結構、現実的です。

いまの医学部受験ブームに関して思うところは、医師になることがゴールになっていることに危惧があります。

医師になってどうする?

それが、この職業に就く場合はイメージできていることが大事ですね。

話がそれましたが、医師になれなかった方々の思いも理解はできます。

資格に感謝しつつ、今日も、皆様の元気のお手伝いを、整形外科の開業医の立場で行わせていただきます。

いやあ、生瀬さんも、小日向さんも、凄い演技力でしたね。

配役の設定で思ったことでした。

さて、次の医療系のドラマの設定にも、興味がわきます。

思うところ、感じるところを、医療を担う一人として、気ままに書き流させていただきます。

さあ、日曜日も楽しみましょう!