「熱狂宣言」という映画を観てきました。
実は、小松成美さんが、ノンフィクションのジャンルで書かれた本と同じ題名です。
DDホールディングスという飲食業を営んでいる「松村厚久」さんを取材したドキュメントスタイルの映画です。
奥山さんという、松竹で名プロデューサーであった方が独立されて、撮られた作品のようです。
奥山さんは、小松さんの「熱狂宣言」を読まれていて、純粋に松村さんを撮りたいと思われたと作品の中で語られています。
また、私自身も、小松さんの著書を読んで、心に留まっていた方でした。
だから、ドキュメントスタイルの映画だと聞いて、観てみたいと思っていました。
なるほど、熱さを感じられる作品です。
松村さんのお店は、実は、結構あるんですね。
実は知らないで利用をしているお店が結構あります。
あっ、この店違うな?
と思って時間を過ごしているお店が、実は、DDホールディングスさんの経営されているお店であったりとかします。
松村さん、飲食関連の事業家として?
もしくは、投資家かもしれませんが、結果を出されている方です。
そして、実は若年性のパーキンソン病であり、そのことを隠さずに生きておられる方です。
その若年性パーキンソン病がハンデになっていません。
そこにハンデがあるからこそ、懸命になられているのかもしれません。
小松さんの本も読ませていただいたのですが…
やはり、映像から感じられることが、ストーリーとしては圧縮されていますが…
伝わってくるものは多くのものがあります。
病気というハンデはなければ、自分はこんなものではないと言われている映画の中の村松さんがいますが、ハンデがあるからこそ、こんなものではないという必死さを持てるのではないかな?
映像というか…
映画からは感じられました。
小松さんの著書を読んでいたからこそ、この映画がピュアに観れたかもしれません。
著書を読んでいなければ、また、DDホールディングスさんの店を利用したことがなければ…
このおじさん、何だろうな?
と思ったかもしれません。
もっとも、小松さんの著書を読んだからこそ、観てみようと思えたのかもしれませんね。
パーキンソン病という病気の過酷さも余すことなく表現されていますが…
おそらく、現実や実際は、もっと過酷なものだと思います。
松村さんが事業家として、ある程度成功していて、経済的に余裕があるからこそ、病気と共存が出来ているのでは?
と思うこともあります。
普通の方は、お抱えの運転手はいませんし、専用車もありません。
それでも、一生懸命に生きている姿から感じるものが多くあります。
ご本人は病気だから、こんなものではないと話されていますが…
ある面では、病気だからこそ、わかることもあるのかと思われます。
また、頑張れた要素もあるでしょう。
この作品の中には、松村さんの他にも、多くの経営者の方が映像の中にいますが…
少し、違った感覚を覚えるのは私だけはないでしょう。
事業として広げていく経緯、個人商店から上場企業に移っていく経緯には、映像には写らない事実や現象もあるのではないでしょうか?
70分のドキュメントで感じることは人それぞれです。
病気は甘くない…
厳しいという現実もある。
でも、つきあい方でプラスにもなるんだよ?
そんな感覚も持てました。
諦めなければ、なにかができる。
そんなことも伝わってきます。
最後が、再婚されて、挙式に向かう姿の松村さんのバックショットでした。
そこで、締めたのは奥山さんの意図もあるのでしょうね?
映画館で見たからこそ、この作品と真剣に向き合えたかもしれません。
映画は映画館で観るように作られている?
と思いつつ、いまを大切に生きようと思った作品でした。
ドキュメントだからこそ、伝わるものが多くありました。
奥山さん、そして、松村さん、有難うございます。
夢は諦めなければ、いつかは現実になる!
そんなことを大切にしたいですね。
どうせ観るならば、いい夢を見たいですね?
生きているならば?
そう思うかは、自分次第かもしれません。
いい夢を見ましょう!