上田昭夫さんが亡くなられた。

私の世代のスポーツ好きの方は馴染みが深い方であったと思います。
ある面では、スター性を持たれた指導者であったと思います。監督としての素晴らしい実績がありながら、後のキャスターとしての姿は格好いい男を絵に描いたような感じでした。

私の中では、格好いい大人の男の代表でした。

夕方のスーパータイムでの雄姿も懐かしいですね。場馴れしていないことが好影響につながり、安藤さんとの漫才のようなやり取りは、ルックスとは違った魅力をみせてくれました。
この数年は、ほぼオンタイムでテレビを観ない私でしたが、最近、上田さんってどうしているのかな？と、思っていたところでした。そんな中の、昨日のニュースは、ちょっとびっくりでした。

ネットで検索すると、最近まで、ブログでご自身のことを語られていたようです。まさに生きている足跡が残っていました。

アミロイドーシスというご病気だったとのこと。続発性ではなく、原発性は、原因は不詳の難病。原因が不詳ということは、対応法も確立されていないということです。原因不詳では、ラグビーで鍛えた上田さんでも、どうにもなりませんでした。

残念ですね。

医学の進歩と進化には、やはり基礎医学の進化。つまり基礎研究が必然ですね。基礎を研究する人がいて、それを利用する私たちがいます。
基礎の先生と臨床家の私たちは、ギブアンドギブの関係でいたいですね。そのことが元気な社会につながります。
話はそれましたが、どんなに身体を気づかっていても、その時はやってきます。

いまを生きるのが大切ですね。

上田さんのご冥福を祈ります。