膝の痛みの予防には?

おはようございます。

今日も有難うございます。

7月8日の木曜日です。

お休みをいただいています。

まだ、梅雨を感じさせられるし、もうすぐ夏を感じさせてくれる朝です。

これからが楽しみですね。

整形外科の患者様で多いのが、肩こり、腰痛、膝の痛みです。

どの痛みや症状の予防も、体力や筋力、体の使い方で予防できます。

腰痛の場合は腹筋と背中のストレッチ、そして、歩き方の姿勢と、ものを持ち上げるときの姿勢、そして、椅子に座り続けるときの姿勢と寝るときの姿勢が、腰痛の予防に関係しています。

では、膝の痛みの場合は?

膝の関節や軟膏、靭帯、半月板に負担がかからない使い方をすることです。

実は無意識のうちに膝に負担のかかる使い方や動き方を続けていて、いつのまにか膝が痛みを感じるようになってしまっている場合がほとんどです。

実は膝の痛みの予防のポイントは簡単です。

膝に負担がかからないようにすればいいのです。

筋力を保ちながら、体重を少し減らして、歩くときや走るとき、立ち上がるとき、階段を上り下りするとき、動く時に…

上手に膝を曲げ伸ばしするように動かして動くことです。

まずは、膝の関節や軟骨を傷めないようにすること。

体重を支えられる太腿の筋力があること。

そして、上手につきあいながら、上手に膝を使うことです。

もし、自分で上手に使えないようでしたら、膝のサポーターなどを利用することも、膝の痛みの予防のポイントです。

膝のサポーターを使うと太腿に力が入りやすくなり、膝が支えられやすくなります。

上手にと書きましたが…

ポイントは、X脚やO脚にならないように膝を曲げ伸ばしすることです。

つまり、外股や内股にならないように、膝を真っ直ぐにして曲げ伸ばしをすることが、膝の痛みの予防のポイントです。

生まれつきの関節の形や角度で、どうしても、膝を真っ直ぐにして曲げ伸ばしができない人がいますが…

将来的に、膝の関節を傷めてしまう可能性が高くなります。

外股や内股のくせは、なるべく若い頃から意識をして直しておくことをおすすめします。

また、必要なのが太腿の筋力です。

太腿の筋力は適切なトレーニングを定期的に継続して続けることでアップします。

筋肉と筋力をつけるために必要なことは、トレーニングの習慣化と適切なたんぱく質の摂取と睡眠時間の確保です。

実は筋肉が大きく、強くなると、糖や炭水化物の代謝がしやすくなり、糖尿病や心臓や血管系の病気の予防にもなります。

少し負荷をかけながら、太腿の筋肉をしっかりと伸ばして、しっかりと縮めることです。

太腿の筋力トレーニングの代表的なものは、スクワットという運動です。

簡単に書くと立ち上がり動作によるトレーニングです。

スクワットは膝を真っ直ぐして、曲げ伸ばしをしないと関節に負担がかかってしまうので、フォームを確認して、フォームを正しく行うことがポイントです。

スクワットが上手にできない方は…

椅子に座って、脚を伸ばした状態で足の踵を床に置いて、膝の裏を伸ばすようにして、太腿の前の筋肉にしっかりと力を入れるようにしてみてください。

一日に百万回、しっかりと太腿の筋肉を緊張させると、自然に太腿の筋力や筋肉がつきますよ。

週に3回以上、しっかりと汗をかくぐらいまで行うことがポイントです。

太腿に筋力がつけば、人生も明るくなりますし、軽く楽に動けるようにもなりますね。

膝も痛まなくなりますし、傷めないようになります。

ポイントをまとめると…

下腿と太腿が真っ直ぐなるように膝の曲げ伸ばしをすること。

そのために、太腿の筋力をつけること。

筋力をつけるために運動やトレーニングを習慣化すること。

たんぱく質やアミノ酸などの栄養を摂ること。

充分に眠ること。

最後に大切なポイントを書くと…

嫌々、やらないようにすること。

やろう、やってみよう、続けてみようと思いながら、続けてみることが大切です。

嫌々、やっていても続きません。

始めて、続けることが、大切なポイントです。

言葉では伝わりにくいこともあります。

また、こういうネットでは一方通行の情報です。

詳しくはお近くの整形外科の専門医にご相談ください。

もちろん、当院でも原因や問題に応じた提案や指導をさせていただきます。

遠慮なく、ご相談ください。

7月8日も宜しくお願いいたします。