おはようございます。
今日も有難うございます。
6月21日の金曜日です。
あまり、公にしてはいないのですが…
テニスを、ちょっとかじったことがあります。
かじれない?
だいぶ以前のことです。
何十年も前のことです。
当時としては流行りで、死語になっているシーズンスポーツサークルでもないです。
バブルの、もっと前のときであったかもしれません。
センスがないなと思い、かじる程度でやめてしまいました。
テニス肘にもなりませんでした。
この仕事をして、テニス肘に関わり対応をさせていただいています。
テニス肘とは…
上腕骨外上顆炎というのが正しい名称です。
肘の外側の痛みで…
短橈側手根伸筋、ECRBの付着部症が病態です。
つまり、上腕骨のECRBの付着部の痛みです。
上腕骨とECRBの境目が、傷がついて、炎症が起きている状況です。
統計にもよりますが…
テニスをしていなくても、3%前後の方がなっていると言われています。
男女比率では、少し女性が多いようです。
40代から50代に多く、更年期にも関係していそうです。
テニスをしている方は、30%から50%の方がなられているとの統計です。
多くは、安静をして、消炎鎮痛剤の外用薬や内服薬の投与で、半年程度で痛みが軽減して治ってくると言われています。
無理をして使いながら、過ごしていると慢性化して治りにくくなるようです。
発症して6カ月以上、痛みが続く場合は慢性化していると判断されます。
滑膜の増生や、ECRBの損傷が厳しい状態になっているので、手術の適応を検討してもいいようです。
手術は、傷んだ組織を除去すること。
術後は約3か月は無理をしないことを徹底すること。
それで、かなりよくなるようです。
テニス肘の約1%が手術の適応があるとされています。
慢性期に移行する前に…
注射による治療が検討されます。
ステロイドの注射は回数を制限して行うことが望ましいとされています。
ステロイドに関しては、疼痛のコントロールということで有効性は認められています。
組織の修復を促すものではありません。
PRP療法という注射による治療もありますが、保険適応にはなっていません。効果に関しては、その方の状態にも夜と思われますが、有効なことがあるということになっています。整形外科の学会で議論中であり、統計を分析した結果、保険適応が考慮されることになるかと思われます。
体外衝撃波による治療もありますが…
こちらも、賛否両論の議論になっています。
自由神経終末を破壊することにより、痛みを感じにくくすることと、細胞の活性化を促し、治癒を促進させると言われていますが、効果はまちまちとの報告もあります。
いずれにせよ、どこかのタイミングで症状が軽減するまで安静を保てないと、慢性化してしまうことが多いようです。
組織が修復されるタイミングで安静にすることが、テニス肘の症状を遷延化させないポイントです。
と、むかしを思い出しながら…
オンデマンドで聴いた話をまとめてみました。
もちろん、当院でもテニス肘の治療を行わせていただいています。
テニスをされていなくてもテニス肘になられている方は多いのが実情です。
もし、テニス肘かなと思われたら…
遠慮なく、ご相談ください。
当院ではなくても、整形外科の専門医のいる医療機関での相談と対応が可能です。
手術療法と、PRP療法、体外衝撃波に関しては、行っている医療機関が限られています。
詳しくは、直接、医療機関にて、診察をうけたうえでの相談をされることをおすすめします。
お読みいただき有難うございます。
ご参考になれば幸いです。
本日も元気のお手伝いをさせていただきます。
宜しくお願いいたします。