先日、杉原千畝さんの映画を観た。
こんな人がいたんだと思う作品。
なぜ、いまの時代に日本テレビさんが、杉原さんの話を映画化したのか?
そのことを思います。
戦前はいい時代だったのか?
それとも悪い時代だったのか?
メディアの扱いをみると、あまりよくない描き方をしていることが多いように感じます。
当時、暮らしていた人々が何を思ったのかは、残った資料から推測するしかありません。
あくまで、映画は作り物です。
事実ではありません。
杉原千畝さんの写真がエンドロールで流れていましたが、唐沢寿明さんではありません。
唐沢さんよりも、いい男のようにも感じました。
感じることも多い作品ですが、作品としては、間がゆっくりという感じもします。
小雪さんと唐沢さんを際立たせ過ぎなのでは?と思い、シリアスな話なのに、間延びするイメージを受けたのは私だけなのかもしれません。
杉原さんの行ったことの素晴らしさはユダヤの方が実感しているのでしょう。
日本が満州で行ったことは素晴らしいことだったと思いたいのは現代日本人の私です。
人間は、環境や状況に反応し、適応する生き物です。
そんなことを感じた映画でした。
杉原さんが本当に大切にしていたかはわかりませんが…
人の世話をするように、人の世話にはならないように、報いを求めぬように
この三訓は、心に響きました。
いい仕事や人生には必要な考えで、なるべく実践、実行することで、いい結果につながる考えだな、と感心いたしました。
監督さんが、見慣れない名前の外国の方で、日テレさんが製作しているということ。
そこに意味があるのでしょうね。
おそらく…