学校医健診での健診項目が、この四月で変わったようです。
少し整形外科的な項目のチェックが増えたようです。
以前は、整形外科的なものは体幹部のチェックが主なものでした。
今度の変更で四肢の機能チェックも必要になったようです。
校医検診での、整形外科的な疾患の有病率は約一割前後と意外に高い確率のようです。
以前は側弯の確認がメインでしたが、現在は四肢の機能、つまり外反肘や股関節、膝、足関節の機能のチェックも必然になりました。
外観上の確認、そして、上下肢の可動域と筋力の確認。
体幹部、および、下肢の機能的筋力があるのかの確認も必要になっています。
チェック項目が明確になり確認をされるようになると、意外に多くの側弯も見つかるようになっています。
レントゲンを撮ってみて、はじめてわかる側弯もありますね。
側弯は成長とともに進行することが多くなっています。
側弯の進行は元に戻すことはできません。
まずは、現在の状況の判断。
そして、経過により対応策を考慮していくことになります。
定期的に経過を診ていく必要性があります。
お近くの整形外科の医療機関にてレントゲンを撮って、現状を評価していただき、経過を診ていただくことをお勧めします。
校医検診が変わった結果は、おそらく10年後に、答えが出るのでは?と思います。
さて、どんな答えが出るのでしょうか?
注目ですね!
もちろん、当院でも四肢と体幹部の検診は可能です。
経過観察も行わせていただきます。
専門医としてアドバイスもさせていただきます。
お気軽にご相談ください。