先月、日整会の学術総会に参加をしてきた。
スポーツのシンポジウムを聞いてきた。
各スポーツにスポーツ独自の怪我の特徴がある。
例えばサッカーだが、いわゆる肉離れと打撲、そして捻挫が多い。
意外なのだが、膝の怪我がそんなに多くないんですね。
これは、実はプロレベルの統計。
いわゆる成長時は、オスグッド病などの膝の怪我もあるようですが、プロレベルでの膝の怪我が少ないのは意外ですね。
ただし、膝は前十字靭帯や半月板損傷になると治るまで時間がかかるので目立つことになりますね。
バスケットボール、バレーボールは膝と足関節の外傷が多いようですね。
柔道の競技レベルが高い場合は、肘の変形性の疾患が多いようです。
陸上は肉離れが多いようです。
水泳の場合は腰痛が多いようです。
体幹筋力のトレーニングで腰痛の発生率は低くなっているようです。
トップアスリートに関わる整形外科医の役割というテーマでしたが、色々な議論が出ましたね。
何が大切なのか?
と問われたときに、シンポジストの先生方の意見は多様でした。
正確な診断をつけること。
競技への参加の是非の判断も重要なポイントとのことでした。
また、予防的な対策を講じることを役割に上げる先生もいらっしゃいました。
今回、参加をされた先生方はプロレベルの選手に関わる先生方でしたので、市井のスポーツ選手に関わる場合は注意点とポイントは変わってきそうです。
座長の戸塚共立第二病院の整形外科の鈴木栄一先生には、個人的にもお世話になっています。鈴木先生のプロサッカーチームのチームドクターの経験が
的確な座長ぶりが参加者にとっても馴染み深いシンポジウムになったと思います。
怪我をしていてはトップアスリートにはなれないことが多いようですが、トップアスリートならではの怪我、またトップアスリートになるまでの怪我が違っていることは知っておいた方が良さそうです。
これは私の私見ですが、充分な栄養補給と休養、つまりコンディショニングが怪我の予防になることは間違いがありません。
やはりスポーツの怪我はしないに越したことはありません。
どうせやるならば、楽しく関わりたいですね。
私としては、関わる方がどんな状態なのかを正確に見極めてできることが何なのかを的確に判断をしたいと考えています。
私自身も経験を重ねてきたトレーニーです。
トレーニングは方法論さえわかっていれば、怪我とは縁遠く楽しみながら取り組めます。
経験からできるアドバイスもあります。
スポーツ、運動、トレーニング。
どれも関わり方で、人生にプラスになります。
関わることで人生を楽しいものにしたい。
私の思いです。
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