インナーマッスル?ローカルマッスル?

先週の勉強会で、ローカルマッスル、グローバルマッスルの話を聞いてきた。

早稲田大学の金岡先生のお話。

なるほどと思うことが多かった。

生きていく上で、体を動かす上で、筋肉は重要で、必要なもの。

筋肉は、実は、意識的に動かすことができるものなのですが、無意識に動かしている筋肉もあります。

また、無意識に動かしていない筋肉もあります。

筋肉を動かすためには、命令や、実は電気的な微細な信号を送って、動かしているわけです。

私は、筋肉に意識を通すという表現をしていますが、体の中で、意識が通っていない筋肉って、結構、多いんですよね。

意識を通しにくい筋肉は、外から見えない筋肉が意識をしにくい筋肉です。

いわゆるインナーマッスルは意識を通しにくい筋肉。

金岡先生が定義をされているローカルマッスルもそうですね。

インナーマッスルやローカルマッスルは意識が通っていないので、細くて、弱いことが多いんですね。

また、あまり使われていないことも多いわけです。

一度でも使い方を学習して意識を通せるようになると、だんだん、強くなってきます。

インナーマッスル、ローカルマッスルを使えるようにすること。

そして、強くすること。

体を機能的に使えるようにするためには重要です。

体が痛くなるのは何故なのか?

その理由の一つに、弱いところは痛みやすいということがあります。

弱い部分は強くすればいいわけです。

使えるようにすればいいわけです。

そのために、ローカルマッスルやインナーマッスルを動かすことを学習すること。

これを大切にしたいですね。

そして、学習をしたら、強くなるように負荷をかけて動かしてみること。

すると、インナーマッスルもローカルマッスルも強くなります。

ただし、ローカルマッスルもインナーマッスルも、元来、細くて弱い筋肉ですから、軽めの負荷でも十分に鍛えることができます。

自重プラスアルファぐらいでも充分ですね。

もちろん、アウターマッスル、グローバルマッスルは意識をしやすいですし、負荷もかけやすい筋肉です。

アウターマッスルと同時にインナーマッスルが鍛えられればいいのですが、意識が通っていない状況よりも、意識を通すことが、アウターマッスルを有効に効率よく使うためにはいいわけですね。

そういう意味では、コンディショニングとして、インナーマッスルやローカルマッスルのトレーニングを行うことはとても有効です。

肩で言えば、腱板と呼ばれる筋肉、ローテーターカフとも呼ばれます。

カフエクササイズと呼ばれるトレーニングが有効です。

体幹部で言えば、多裂筋、腹横筋、内腹斜筋、大腰筋と呼ばれる、ローカルマッスルが重要です。

コアトレとして、いま認知されてきていますね。

エルボーニーポジションやドローイング、シットアップ等がローカルマッスルのトレーニングにつながりますね。

ローカルマッスルやインナーマッスルを鍛えて、四十肩や腰痛の予防につとめたいですね。

また、スポーツの時のパフォーマンス向上にもつながりますね。

カフトレーニングの始祖は、私の師匠にあたる筒井先生です。

筒井先生、金岡先生、有難うございます。

ローカルマッスルトレーニングとカフエクササイズの有効性について、お話しさせていただきました。