A LIFE の怪しさが止まらない。
視聴率はいいようだが…
ありえないことが…
ドラマと言ってしまえばそれまで。
でも、ドラマをエンターテーメントとして見れないのが、ほとんどの方。
私も知識がなければ勘違いをするだろう。
ドラマって、やはり作り物だ。
病気が勘違いをされてしまう可能性が描き方ではある。
病院との対応もそうだ。
今回は、菜々緒さん演じる弁護士の先生の家族への対応。
松山ケンイチさんの演技。
浅野忠信さんの不気味さ。
竹内結子さんの悲劇のヒロインぶり。
木村拓哉さんの、少しだけ苦悩しながら、前に進もうとする格好よさ。
まさに、木村さんを引き立てるためだけのドラマになっている。
確かに数字は取れているのだろうけれど、病気をなめんなよ?
と思う医療関係者は私だけではないだろう。
ドラマなんてドラマさ、と見ている人は割り切れないのだから、製作者には責任はあると思う。
真似をされて困るのは、病院関係者だけではない。
現実に病気に悩まされている方も勘違いをするだろう。
結末はわかっているところが、ドラマとして安っぽさを感じるのは、私だけであろうか?
落とし所だけでは確実なわけで、それまでに至るまでに、不可解なことを時間稼ぎで、付け加えている感がしてしまう。
これ、映画だったらよかったのに?
そんな感じにも思う。
同じ木村さんを引き立てるだらまとしては、やはり、「HERO」のような、非日常性の現場の方が良かったと思う。
病院は意外に、皆さんの馴染みがある場所。
検察庁は、やはり非日常の場所であることは間違いがない。
病院は、非日常であり、日常であるから、今回のドラマは安っぽくなってしまう。
そこを情という感情で演出するのはいかがものか?
ありえることではないのだが、ありえると思ってしまうと、勘違いとして、強力に作用をする。
見る人に勘違いをさせないように?
とは思うのだが、制作サイドは勘違いをさせれば勝ちなのかもしれませんが…
このドラマの狙いは木村拓哉さんのアピールだけなのかもしれませんが、病気の扱いに関しては疑問を感じざるをえません。
病気には向き合わなければならない。
病気を病気にするか、試練にするか?
一つのポイントです。
このお話の病気の部分、医療の部分は、話半分で観ていただきたい。
医療の現場にいるものとしては思います。
もちろん、白衣のすがたは、木村拓哉さんより、私の方がかっこいい!
間違いない…