先日、老舗のお茶屋さんに行く機会がありました。
玉露という茶葉があります。
こちらの茶葉の淹れ方を教えていただきました。
高温で淹れると、苦味や渋みまでも出てしまうので、低温で、ゆっくりと出すのがよいとのことです。
ただし、茶葉によっては、低温では出てこないものもあるようですが、いわゆる玉露は低温でじっくりと淹れることで、滋味と香りが感じられるように淹れられるとのことです。
これは、良質の珈琲にも言えそうです。
低温で、じっくりと蒸らしながら、淹れるといい感じです。
ただし、良質と呼ばれてる茶葉は珈琲豆とは異なり、蒸らしてしまうと、苦味と渋みが強く出てしまうので、あまり蒸らしすぎるのも宜しくはないようです。
お茶さんによると、60度前後で、1分20秒前後がベストとのことです。
お湯の温度は、お湯を他の茶飲みに移し替えることで、下がるとのこと。
三回、移し替えると、ちょうど、60度前後になるようですね。
60度で1分20秒前後がポイントとのことです。
ただし、二杯目からは、お湯を注いで、すぐに淹れることがポイントのようです。
茶葉が開いているので、出やすくなっているとのことです。
蒸らすと渋みと苦味が前面に出てしまって旨味を感じにくいお茶になるとのことです。
さて、肝心のお茶の味ですが?
教えていただきながら淹れてみると、びっくりでした。
確かに、違った飲み物になっていました。
旨味と香りが、前面に出た味です。
今まで、私が味わっていたのは、苦味と渋みでした。
感心したしました。
何事も学問だなと思いました。
美味しい、お茶の淹れ方でした。
ご参考までに!