聖路加病院の名誉院長の日野原重明先生がお亡くなりになられました。
105歳であったとのこと。
私が学生の時に、ピースハウスで直接、お話を聞き、指導を承った機会がありました。
当時から生き神様のようであり、人間として、職業人としての優しさと厳しさも教えていただきました。
直接、教えをいただく機会は、そんなにはありませんでしたが、著書やメディアを通して、その教えを伺う機会は続いていました。
大切なことや、理想的な心構えや、基本的なことを多く伝えていただきました。
もちろん、エビデンスに裏打ちされた知識的背景を持つことは当たり前のことですが、心穏やかにしていることの大切さも、無言の佇まいの中に教えていただいたことです。
直接、お話をいただいた時にも、八十過ぎでしたが、その後も、メディアを通して、語りかけられる優しい語り口は、変わらぬものでした。
いつでも、穏やかで、気持ちに余裕があることを感じさせる佇まいが、関わる人に安心感を与えていただけるのでしょう。
私自身も、穏やかな気持ちになれました。
そして、穏やかな気持ちでいることの大切さを教えていただきました。
相手の立場に立ち、相手に寄り添うことの大切を教えていただきました。
日野原先生は、本物の神様になられてしまいましたが、自分自身が日野原先生の歳になった時にも、同じような佇まいでいられればと思うこの頃です。
日野原重明先生のご冥福を祈ります。