「変形性膝関節症」の目的地は?

先日、先輩の先生の研究の講演会を聞きに行きました。

変形性膝関節症の治療法の考察について。

変形性膝関節症に関しては、保存療法と手術療法の二つに大別されます。

手術もいい方法です。

保存療法もいい方法です。

保存的と書くと、今の現状とうまくおつきあいをしながら、痛みと使い方をコントロールしながら暮らしていくということになります。

運動療法も、患者様自身が自覚と目的意識を持って取り組んでくれれば、間違いなく効果が期待をできます。

運動を行うことで得られるものは、筋肉と筋力だけではなく、内因性オピオイドやマイオカインという内分泌性の物質も得られます。

運動を行うことで、間違いなく得られる幸福感は、内因性オピオイドやマイオカインも関係していそうです。

そう、運動を行うだけで、幸せを感じられるんでね…

そんなことが医学的にも証明をされています。

また、運動療法は、手術加療を行った後にも必要になります。

手術の後には、一時的に筋力が低下します。

そのために、筋力トレーニングが必要になります。

つまり、リハビリですね。

また、疼痛コントロールも、十数年前よりは、使える鎮痛薬のバリエーションが豊かになっていますから、ある程度、可能になっています。

かかりつけの医師と相談しながら、薬剤を調整することで、ある程度の痛みのコントロールは可能です。

この場合は、かかりつけの医師と薬剤の内容と容量を調整していただく必要性があります。

一番、大切なのは、治療を受ける方が、どのようになりたいのか?

そこの目的地を明確にすることが重要とのことです。

実は、日本人は、目的地を設定することが得意ではありません。

おそらく、学校教育の影響も大きいと思います。

今の日本の社会的な文化が目的を明確にする文化ではないことが関係していそうです。

と、学校教育の話は別にして、どんな状態を目標とするのか?

その場、その時、その人によって違ってくると思います。

変形性膝関節症の方は、目的地を明確にすることが大切です。

医師も患者様も、目的を明確にして、お互いに関わりたいものですね?

私の目的は、元気で動ける体を笑顔で楽しんでいる人が増えることです。

そして「ストップ ザッ ロコモ」「ロコモ ゼロ チャレンジ」です。

痛みの感じにくい体、動ける体を楽しめるようになってみませんか?

まずは、そうなるんだ!

という目的を明確にすること。

なんとはなしに良さそうだとか、そういうことではなく、どうなりたいか?

どうしたいか?

そこを明確にしたいですね?

そこから、治療は始まります。

変形性膝関節症の治療や予防は、できれば若い年齢から対応することが望ましいとされています。

詳しくは、お近くの整形外科の専門医のいる診療所にお気軽にご相談ください。

もちろん、私のクリニックでも手術の適応も含めて、相談に乗っています。

お気軽にお越しください。

もちろん、運動療法や筋力トレーニングは得意分野です。

指導もお手伝いも行っています。

一緒に動ける体と笑顔を楽しみたい!

スタッフ一同、そう思いながら患者様とも関わらせていただいています。

一緒に元気になりましょう!

いいですね!

はいっ!