産む人生? 産まない人生?

医療系のドラマが熱い!

木曜日は、大門未知子。

金曜日は、コウノドリ。

私たち医療人は、ある意味、木曜日は医療ドラマとしては観ていないと思いました。

ある面で、かなり突き抜けていますから…

それよりも、社会派の医療のテレビドラマという感じで観れるの「コウノドリ」ですね。

前回の「コウノドリ」は、女性の迷いを表現していました。

産む生き方と産まない生き方?

確かに、あんな助産師さんや看護師さんは間違いなくいます。

というか、現場にはかなりいるのが医療の現場の現実です。

ですから、あのドラマは受けると思いますし、きっと、観ている医療人は多いと思います。

現実でも、今回のドラマでも思うことがあるのですが、産む人生、産まない人生を論じたり、表現をする前に?

ちょっと思ったのですが、パートナーがいないのに、それを表現するのは、どうなんだろう?

やっぱりドラマだな?

と思います。

現実の社会でも、よく産む、産まないの話を聞く時もありますが、実は相手がいない?

という話を聞くことも多いこの頃です。

確かに、産む人生、産まない人生もあると思います。

でも、こればかりは、実際になってみないと、産んでみないとわからないことも多いのが現実ではないでしょうか?

ドラマはドラマですから、考えさせられる要素もありますが…

実際、女性の体は子どもを授かるようにできているわけで、その機能は使ってみないとわからないこともあるように思います。

微妙は登場人物の設定で、こんかいの「コウノドリ」は絶妙に描いていました。

ひとりの助産師の疾患と手術を受ける現実を通して、ドラマでは問題提起をしています。

おそらく、原作も、今の社会現象から、この設定を描いたのだと思われます。

ドラマの中には、ひとりの女性に対して、周りの優しさが、ほのぼのとしていて、こんな現実だったらいいのにな?

と思えるぐらい、優しく時間と現象を受け止めさせながら、時間を流していきます。

観ているものは、優しい気持ちのままで、現実との違いを考えさせられるのでは?

というぐらい、優しい流れが流れています。

この優しい流れが、このドラマの魅力でもありますね。

また、冷たいようでいて、優しい、星野源さん演じる、四宮先生の魅力もドラマとしての魅力につながっています。

二人の登場人物の医療人として目指しているものは同じですが、ストレートなサクラ先生とクールな四宮先生の対比が、物語に緊張感と問題的を自然と感じさせる要素を感じさせてくれます。

産科医療は、私の専門ではありませんが、いろんなドラマがあるのが産科医療の現場だと思います。

この産科の現場をよく取材しながら、第三者の目で優しく描いているのが、このドラマと言えそうです。

サクラ先生の、優しい語りと佇まいが、それを感じさせてくれます。

そう、綾野剛さんの演技力がそれをリアルにしています。

おそるべし、綾野剛さん。

役者としては、かなり恐ろしい人物とも言えますね。

他の演じた役柄をよく知っているだけに、おお、すごいな?

同一人物なのかな?

と思うのは私だけではないかもしれませんね。

この次のお話は何を感じさせてくれるのでしょうか?

ちょっと、また楽しみです。

金曜日が待ち遠しい!

そうですね?

さあ、午後もやりましょう!