ネットの情報? メディアの情報?

よくネットで調べたのですが?

と言われることがある診察室の風景です。

さて、気になるのは、そのネットの情報は正しいのでしょうか?

また、正しく解釈ができているのでしょうか?

実は、物事を正しく解釈するには、基礎知識というものが必要になります。

基本が理解ができて、応用の理解につながるのが学問というものです。

よくよく聞いてみると、ネットの情報は正しいかもしれませんが、それが、その人自身に当てはまるとは限りません。

調べたものが、自分自身に当てはまると思いたくなるのがネットの情報です。

しっかりとトレーニングを受けて、経験を重ねている専門家の立場で考察をすると、その情報は正しいのか?

と疑問を感じることもあります。

特に医療の現場では多くあることのように思います。

ネットの情報は便利ではあるのですが、断片的な情報です。

特に切り取った情報であることが多いわけです。

そのまま、その情報を鵜呑みにすることは、好ましいことではありません。

ネットの情報は、噂話にしか過ぎないことを知っておきたいですね。

また、昨今のメディアの情報もそうですね?

正しい情報は、根拠が伴ったものであり、実際の現場にあります。

情報の判断は、多角的に行うことが大切です。

実は、学校で教わるべきことは、情報の収集方法と情報の判断の仕方を、積極的に教えるべき。

と、最近のネット社会やメディアの報道や情報に接すると感じることですね。

これから、益々、世間に情報が溢れてきます。

正しい情報の収集の仕方と判断の仕方が、教育の現場で教えていただける社会であって欲しいですね。

井戸端会議ではなく、建設的に物事を進めるためには必要な方法論です。

正しい情報の収集と正しく情報を判断できるように、努めていたいものです。

ネットは参考程度にして、うまく使いたいものですね?

はい!