始まりました。
海堂尊さん、原作のこちらのドラマが…
原作とは設定も少し変えてあるようですね。
消化器外科医か心臓血管外科医の違い。
状況の設定も変えてあるようですね。
海堂さんは、外科医から病理医になられた経歴の方のようです。
原作をオマージュしつつ、テレビドラマとして、かなり見せてくれています。
私はチーム・バチスタは見ていませんが、今回、このドラマを観て、かなりぶったまげました。
一般人の方には、かなり刺激的だろ?
と思いますね。
かなり手術の場面がリアルです。
というか、リアルなんじゃないの?
と外科系の医師である私が観ても、しびれますね。
本物の術野?
と感じました。
おおっ、このピュッ、ピュッと噴出するような大出血は…
動脈性でやばいだろ、死んじゃうかも?
と医師でもリアル感を感じるどぎつい演出でした。
では、役者さんたちは?
ちょっとだけ、ドクターXよりもリアル感が増しています。
あちらはコメディとして…
こちらはミステリーとして、しっかりと描かれていそうです。
二宮さんみたいな感じの職人肌の先生はおりますが…
外科医としての動きや振る舞いで、あんな感じの先生はいますが…
ドラマとして、少しだけ誇張をしておりますね。
あそこまで、舞うように縫合はしないだろ?
ちょっとだけ動きに無駄があるよね?
あそこまで、エキセントリックにはならないよな?
とか思うわけです。
内野さんみたいな教授はいないよな?
もっと、大雑把だろ?
手術以外は?
と思うわけです。
手術ばかりしているし、していたから、俗世間を知らないで、他のことには余裕がないのが手術職人さんです。
だから、二宮さんみたいに、病院に住み着くような感じになってしまうわけです。
そこまで、捧げるから、技術を獲得できるわけです。
技術を極めるというのが正しいでしょうか?
24時間、そのことを考えているわけです。
覚える、学ぶということはそういうことですね。
そして、技術には自信を持つがゆえに、ぶっきらぼうな感じの職人肌の外科医は実在しています。
内野さん、同世代ですが外科系の技術系の教授という感じですね。
外科系の教授は技術開発系の先生か、職人系の先生の二手に分かれますね。
このドラマでも、猿之助さんが技術開発系の教授として、内野さんの対極として描かれていますね。
内野さんと猿之助さんの演出は、イメージ戦略としてはありえそうですが…
あんまりいないよな?
あんな感じの教授は?
と思うわけです。
小泉さん、久々に悪役ぶりを発揮していますね?
はまり役とも言えそうです。
それと、研修医役の竹内さんは、原作では主人公であったらしいですね。
どうも、ドラマでは二宮さんに主人公を代わられてしまいましたね。
研修医だからというわけではないのですが、小物という感じが竹内さんの感覚にマッチした役所です。
少し怯えた感じが、ちょっといい感じです。
ファンは、あの怯えた感じにやられるのでしょうね?
手術に失敗をしてしまった、小泉さんの怯え具合とは違った、将来の成長を予想させる怯え具合が、ちょっといい感じかもしれませんね。
そうそう、雑誌の編集長はどうよ?
という感じもしました。
美人の出入りの業者さんはおりませんが、怪しげな業者さんはおりますね。
医局で仮眠をとる看護師はいないだろ?
とか、突っ込みどころはありますね。
でも、ちょっとした重厚さとリアル感は、医療人としても惹きつけられる要素があります。
でも、リアルではなくドラマなのは間違いがありません。
勘違いはしないでね?
とか、思います。
そうそう、最後のブラックペアン!
私の修行をした医局の教授は、木槌と鑿でした。
ノミと書かなければわかりませんね?
これがでると教授のリズムが乗ってくるという道具です。
あるんですね?
そういう職人肌の外科医がこだわる道具があるのです。
まあ、私の師匠はノミと木槌でしたが、このドラマではブラックペアンですね。
ちょとカッコいいですね?
突っ込みどころはありますが、楽しみな日曜劇場になりましたね。
来週も楽しみにしましょう。
さあて、俺も「片っ端から、救ってやるよ!」