骨の役割ですが、支えて、守って、動きの軸になるということは、よく知られたことです。
実は、もっと重要な機能があります。
血液を作っていたり、ミネラルを蓄えている場所です。
年齢を重ねて、骨密度が低下すると、造血能力も低下し、備蓄量も少なくなります。
つまり、体力の余力もなくなるということになります。
骨が弱くなり、骨折を起こしやすくなり、起こしてしまっても大変なのですが…
この、血液を作る能力が低下してくることも懸念材料です。
貧血になってしまったり、様々な疾患に罹患しやすい状態になる懸念があります。
特に女性は、閉経をすると骨密度の低下が著明になります。
男性は、七十を越えてくると、少し懸念されます。
骨密度の低下は予防が可能です。
幼少期や若い世代の時の運動経験が関係あるとされていますが…
何歳からでもある程度の負荷の運動の習慣化は、体にとってプラスに働きます。
運動の習慣化が望まれます。
また、ビタミンDやKの積極的な摂取も推奨されます。
具体的には小魚や納豆がおすすめです。
閉経後の女性の方には、保険適応の薬剤も可能です。
状態に応じた投薬が可能になっています。
ぜひ、骨密度を保って、余力とゆとりのある生活をいつまでも送りたいですね?
詳しくはお近くの整形外科の専門医にご相談ください。